2019年1月14日月曜日

太宰治「二十世紀旗手」(昭和12年)

太宰治「二十世紀旗手」(昭和47年版新潮文庫の第45刷)を100円で購入。もう2年半ぐらい前。やっとページをめくる。順番に読んでいく。

「狂言の神」(昭和12年)
東京帝大仏文科の学生だった津島修治こと太宰はカフェ女給と鎌倉で心中事件を起こしたのだが、畏友の絶筆を読み衝撃を受け、またまた彷徨の末に死に場所を探して鎌倉へやってくる。
暗い。とにかく暗くて気が滅入る。深田久弥の家を訪ねて将棋を指してるのが興味深かった。

「虚構の春」(昭和12年)
え?なにこれ?!太宰の元に届いた手紙が右から左へペーストしてあるだけw 仕事の依頼の手紙、作品を褒める手紙、批判する手紙。すべて実在の人物からの実在の手紙?こんなんで原稿料もらえるの?って戸惑いながら読んでいた。太宰がフリースタイルすぎる。

でもやっぱり一部創作なんだろうなと読んでいた。やっぱりそうみたいだ。困惑しかない。イッちゃったファンからの手紙に笑った。

「雌に就いて」「創世記」「喝采」「二十世紀旗手」「HUMAN LOST」というすべて昭和11年から12年に書かれたもの。

すべてひとつずつ感想を書こうと思ったのだが、それは無理だと悟った。
自分、この本を小説だと思って手に取ったのだが、え?!これ、ちょっとイカレた人の雑文メモみたいなもんじゃん!
これは研究者が読めばいい。読んだ瞬間から忘れていく。同じページをなぞって読んでも頭に入らない。何も感想はない。

間違ってもこの本を太宰ファーストチョイスにして友だちに薦めてはいけない。

太宰は芥川賞候補だったと初めて知った。

0 件のコメント:

コメントを投稿