2018年12月6日木曜日

本田翼「鋼の錬金術師」(2017)

本田翼が出演しているので仕方なく「鋼の錬金術師」(2017 ワーナー)を見る。このマンガに自分はなんら思い入れがない。予備知識もない。

さすが大手メジャーなので開始冒頭部分から「さすが!」という美しい映像が撮れている。たぶんハリーポッターみたいな魔法と魔法が戦うCGファンタジー。

だが、南欧州の風景なのにそこに居る村人は顔がみんな金髪日本人w 見ていてとても違和感。「勇者ヨシヒコ」みたい。

石丸健次郎が黒い衣装の悪人として居るとそこはマカオみたいに見えなくもない。コンフィデンスマン見た後で小日向文世を見ると笑ってしまう。
セリフもとても子供っぽい。手脚が義手義足だからってそんな驚くこと?

BGMが巨大資本の作るファミリー向け映画のよう。周囲の人々の演技がミュージカル舞台のよう。だが内容は「魍魎の匣」みたいなおぞましさ。
本田はなにやらエンジニア的ポジションのおてんば娘。コスプレアトラクションとして楽しめた仕事だったかもしれない。海外ロケにも行けて美味しい仕事だったかもしれない。

おそらく大人の視聴者でこの映画を楽しめる人はこのマンガの世界観がよほど好きな人だけじゃないかと思う。
長く感じた。中盤のよく意味の分からない暑苦しい兄弟喧嘩シーンが試練だった。

これはファンタジーなんだ!子供向けなんだ!と自分を励ましながらなんとか最後まで完走。
朝倉あきがすごいチョイ役で一瞬だけ出演しててちょっと哀しくなった。もったいない。

この映画で松雪泰子がやったみたいな役をまさみにやってほしいと思っていた。今、メタルマクベスでやってる役がそんな感じ。

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