2018年12月3日月曜日

吉高由里子「真夏の方程式」(2013)

「真夏の方程式」(2013 東宝)という映画があるので見てみる。この映画は2013年ナンバー1のヒット作だったようだ。
福山雅治主演のガリレオシリーズの第2弾らしいのだが、第1弾の「容疑者Xの献身」はまだ見ていない。フジテレビのドラマ「ガリレオ」はまさみがゲスト出演したスペシャルしか見ていない。

たぶん2時間ミステリードラマ。自分、東野圭吾という国民的人気作家の本は十代のころ1冊しか読んだことない。ドラマや映画もあまり意識して見てないのでよく知らない。
この映画、吉高由里子が出てるのでかろうじて見てみようと思った。前作とドラマで柴咲コウ演じた刑事キャストがなぜか急に吉高に代わった。吉高もやりづらかったに違いない。吉高は脇役にすぎない。

冒頭で何か悲劇的事件が起こったことが短くまとめて見せられる。悲劇を耐え忍ぶ少女が成長すると、この年のNHK朝ドラ「ごちそうさん」でヒロインを演じていた。すっごく痩せてて浅黒い民宿の娘。
ダイビングシーンの後にウェットスーツを脱ぐと鮮烈スレンダービキニシーン。杏の水着姿に男性の需要があるのかよくわからないけど。

海岸線を走る電車。ケータイ通話してる少年と老人がモメだすという最悪に見たくないシーン。年寄りはそんなことでカッとなるな。少年も素直に謝れ。
その間に入るのがユニークな変人で天才の福山ガリレオ。この人がなぜかクロスワードパズルをやっている。そんな紳士は映画の中の英米人しか見たことがない。キャリーケース引きずってどこへいく?

海底資源の調査だけで地元民と業者が揉めている?住民との話し合い?もう人と人が揉めてるシーンとか見たくないw
何やら昔のことを知る元刑事(塩見三省)が説明会の後に民宿に来て女将(風吹ジュン)がはげしく動揺。そして堤防の下で元刑事の死体。
映像に映画らしい目新しさと新機軸出してもやっぱり2時間ミステリードラマっぽくなっていく。
吉高由里子刑事登場。とてもアイラインの濃いメイク。かわいらしい刑事だが自分の知ってるふにゃふにゃ吉高と違う。ずっと聴き込み捜査。

その一方、ガリレオ先生はこどもと夏休み自由研究。ペットボトルロケットとケータイ電話の動画でサンゴを調査。そして殺人事件の調査。これは楽しそうだ。子どもの知的探求心はこうして育め。それにしても福山、すね毛がない!

これ、福山雅治というスターを鑑賞する映画としてバランスよく楽しく見れる娯楽作だった。十分に意外性があったし。

だが後半の人が人を殺すに至った悲劇の真実開示人間ドラマ部分がやっぱり重厚でしめっぽく長くしつこく嫌。日本人はドライな謎解きよりも人間ドラマを好む?

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