新垣結衣と瑛太主演映画「ミックス。」(2017)をやっと見る。新垣結衣主演映画を見るのは久しぶり。世間は新垣結衣をテレビドラマ女優と見ているかもしれない。主演映画はあまりない。日本にもエミー賞のようなものが必要だと以前から思っている。
石原隆&市川南のプロデュースというフジテレビ東宝映画。監督石川淳一、脚本古沢良太というから映画と言うよりフジテレビノリのドラマ映画。
冒頭突然ガッキーがカメラに向かって「結婚するの」という告白で始まる。これが男性ファンにとっては虚構であっても悪夢映像w だが、ドラマウォッチャーには次のカットが容易に想像つく。
二日酔いのままガッキーは田舎へ向かう。ガラガラの電車の向かいの席に絶妙な距離感で瑛太が座っている。これもドラマでよくある最悪な出会いの場面。瑛太は元プロボクサーという設定。
そういえば「リーガルハイ」でも小御門弁護士との出会いは電車の中。気の強いガッキーの言い争いシーンは「全開ガール」も連想。
そして回想シーンでキャラを説明。
ヒロインは元天才卓球少女。誰しもがあの卓球選手を想像する。子役がそっくりすぎる。夢に向かってスパルタ特訓を幼い娘に施す母親。風刺が強すぎる。真木よう子がハマりすぎてた。
ガッキーのセーラー服姿、さすがにもうギリだと感じたw 母が死にようやく手に入れた普通の人生がガングロギャルw
就職した会社で気付けば28歳。同僚に佐野ひなこがいる。ガッキーと佐野ひなこの体型があまりに違いすぎた。佐野の華奢な体型にくらべてガッキーが逞しすぎた。だが、ガッキーの体型のほうが好き。
かつて憧れた卓球少年の王子様が現れる。だが、この男はやがて会社の卓球選手・永野芽郁に奪われる。ヒロインはもう会社を辞めて郷里の実家へ…。
このへんの流れが完全に古沢良太ドラマの放送第1回と言った感じ。
実家周辺をうろうろするガッキー。やがて広末涼子登場。8つ年上の広末涼子のおばさん感がすごい。「リーガルハイ」での弁護士と判事としての共演以来か? なんか、どんどん西田尚美に似てきている気がする。
みんな何かを抱えて卓球に打ち込む。卓球を見つけて情熱を取り戻す。そんなヒューマンドラマ映画。それぞれの抱えた事情説明シーンがちょっとダルい。
試合のシーンが意外に長い。競技卓球としてはラリーが続きすぎのような気がする。そのへんは映画として見た目重視なので致し方ない。
卓球という競技の勝敗を分けるアヤのようなものは何も教えてくれない。その点で「ちはやふる」のようなものを期待してはいけない。ただ、ガッキーが真剣に卓球をやっている映像を楽しみたい。
面白かったか?古沢良太というビッグネームに期待した割に薄っぺらく新鮮さと感動は薄い。78点ぐらい。
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