2017年3月24日金曜日

「ラフ」公開時のまさみインタビュー Invitation 2006年9月号

「ラフ」公開期のまさみインタビューが掲載されたInvitation 2006年9月号を見つけたので購入。108円でゲット。これ、今までまったく存在を知らなかった。

長澤まさみ18歳が演技について語ってる。一部だけ引用
「『タッチ』のときよりはちょっと成長した な、とは(自分で)見えましたね。ちゃんと演じ分けられているし。
いままでも、作品によって"違う自分"を見ることができていましたけど、"あー!"と目をそらしたいシーン も幾つかありました(笑)。わりと今回は亜美になれていて、ちょっと安心しました。
 
今年の初めに大河ドラマ(=『功名が辻』で主 人公、山内一豊を誘惑する忍者、小りんを演じた)をやったんですね。相手を色仕掛けで 誘惑したり、ちょっと猫かぶってみせたり、すごくキャラクターが立っている非常に個性 的な役柄を演じさせてもらって、そこからその作品、その作品の役柄のキャラクターを掴むのが、すごく楽になった。 
昔は"演じるな"とか言われた作品もあって。『ロボコン』ですけど (笑)。そういう意味で、クサイお芝居、大げさなお芝居っていうのが、すごくイヤだった時期があったんです。ものをハッキリ言うとか。 
でも、大河ドラマをやって、そういうことも大事だとやっと気づいた気はしますね。それまでは――もちろん違う役柄をやってはいるんだけど――あまりハッキリし た明確なお芝居をしたくない、という思いがすごく強かったから。
たとえそれが出来ても、やらなかった自分は確かにいたので。それを思うと、ちょっと"キャラクターを演じている"っていうふうに最近はなってきたのかな と思いますね。
 
自分が、これはクサイお芝居かも、と思っているぐらいは、意外とクサくないものなんですね。逆にそれぐらいがちょうどいいんだと思う。これ、言えないかも……、と思っていても、堂々と言えば言うほど様になるセリフってあると思うんですよ」
で、まさみはここから10年。築いた出演作リストの膨大さがすごい。一流の俳優たちと共演を重ね、現場で得た演技のスキルと知識。
まさみの演技になにか意見を言うことができる人は、まさみ以上にキャリアがあって、結果を残してきた人に限られる…と思う。自分はまさみを褒めたたえるしかない。
そしてもう1冊。Invitation 2006年6月号に「ラフ」撮影現場に密着という記事がある。だが、これはほとんど内容がなかった。
「あまり内面を見せない、マイペースな役です。自分とは違うマイペースさが、演じていて、いいなと思います」
あと、主演のもこみちについて
「私も背が高いので、お芝居しやすい」
という発言も残している。背が高いほうがやりやすい?ジャ○ーズはどうなる?

PS. 長澤まさみは「山田孝之のカンヌ映画祭」第10話にゲスト出演した。

この深夜ドラマは、山下敦弘カントクと芦田愛菜の協力を得て、山田孝之の「カンヌに行きたい」という夢に向かって奮闘していくという…てい。「東京都北区赤羽」でつかんだ手ごたえによって発展したオリジナルな企画か?
これ、ツイッターとかで他人の感想とか見てみると、何もわかっていない人がいて驚く。山下監督のフェイクドキュメンタリーという作風を知らないと、本当にドキュメンタリーだと思うかもしれない。実際はお笑いウルトラクイズのようなもの。だいたいの構成台本があっての、どうにでもなるアドリブ演技。おそらくこの現場では「カット!」の声が2回かかっている。

監督も山田もその場その場のテキトー会話をしているにすぎない。内容のなさに笑うのが正しい見方。
なので、このドラマでのまさみの発言からなにか真意のようなものを得ようとしても無駄な努力w

だが、女優として脱ぐ脱がないの件はまさみとしての考えを、多少なりの真実を含んだ言いようで伝えてはなかったか。
それにまさみはラジオで「自分はいつもテキトーなことしか言ってない」とも語る。それ、まるでクレタ人のパラドックス。まさみを理解することは難しい…。
山田孝之とは「そのときは彼によろしく」以来の共演。今までまったく共演がなかったのはちょっと不思議。
まさみは年下の子をカワイイとか褒めることがほとんどないが、芦田愛菜との初共演は嬉しかったっぽい。

山下敦弘との仕事もたぶん初めて。まさみは以前「天然コケッコー」のそよちゃんをやりたい!とも話してたので、山下監督には「なんで私じゃないのよ」って思ってたかもしれない。

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