2017年1月9日月曜日

くるりの20回転ワープ

昨年2016年はくるりのバンド結成20周年だった。20周年ベスト盤も出た。そして、スペシャTVで「くるりの20回転ワープ」が放送された。この番組を年末になってやっとゆっくりと見た。

岸田と佐藤が母校である京都の立命館大学衣笠キャンパスを訪問し、学生時代の話を中心にバンドの20年を振り返り、かつて在籍した軽音楽サークルの練習室から演奏を生配信した。

今まで知らなかった重要な情報だらけだった。まず、岸田の通っていた学部が立命館大学 産業社会学部 産業社会科 情報メディアコースということが岸田本人の口から明らかになった。

授業でパソコンが必要だったのだが親に買ってもらえず、パソコンを必要としない授業を中心に受けるなどしていたようだ。
勝手に真面目なイメージを持っていた佐藤も在学中はあまり授業にも出ずに過ごしたという。

衝撃的だったのが、二人によるバンドの20年を振り返る講義。

メジャーデビューが決まった年、岸田は4回生。ビクターさんに夏に多くのライブを組んでもらったために、京都で1限目のテストを受けてから東京へ向かったりしたという。札幌日帰りも経験。下北沢でのライブのために卒業できないことが決定。そんな大学4年の夏だったわけだ。
2004年にクリストファー・マグワイアが加入、翌年脱退のくだりで聴講している人々から笑いが漏れた。「そこ笑うところじゃないよ」w。
あまりにメンバーの加入と脱退が相次いだくるり。この時期、「くるり=ブラック企業説」でネット上がざわざわしたことについて、岸田本人が触れた。ええぇっ?!って思ったわw

あと、バンド結成が9月1日とされているのは「大人の事情」で、結成の日なんてはっきりしない。バンド結成時は茂木さんという8回生ギタリストがいたというw
ちなみに自分は森信行在籍時はまだくるりを聴いていなかった。

見ていて気になったのが、立命館の学生たちが母校OBであるロックスターが来ているというのに、周囲がまったく普段通りだったこと。学食でも校門でも、周囲はみんなスルー。なぜ握手攻めとかにならない?
ひょっとすると今の学生たちはくるりを知らないんじゃないか?岸田をたまにタモリ倶楽部で見る人ぐらいに思ってないか?今の学生は平気でアイドルやアニソンばかりを聴いていたりする。
くるりファンの橋本奈々未はこの番組を見たかな?岸田も佐藤も学生時代はまったくお金がなく貧乏だった。貧乏ゆえに19歳でアイドルを志した橋本、くるりの学生時代の話はそのまま自身のことのように感じたかもしれない。

もう日本は返済義務のある奨学金で文系学部とかマジでやめたほうがいい。文系理系は1:9ぐらいの割合でいいと思う。いったいいつまでこの国は貧乏と空腹の苦しみを学生に与え続けるつもりか。

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