2016年12月16日金曜日

KYOCERA SAMURAI Z で撮る

今年の春、KYOCERA SAMURAI Zのジャンク品を手に入れた。324円でレンズがキレイだった。

自分がすでに持っているX3.0のレンズがカビとクモリがひどいので、もう1台ちゃんとしたのを探していた。グリップが一部損壊していたのだが、この程度ならそのうちキレイに修理したいと思う。やだ、「サムライゼット!」って名前がかっこいい。
こんなカメラ、相当に物好きな人しかもう使ってないのだが、元東京事変の浮雲さん、女優の臼田あさ美、二階堂ふみが使ってるらしい。さすがわかってる人はわかってる。

大ヒットしたSAMURAI X3.0を、サイズをやや小さくしてほとんどそのままのスペックで発売。
なんか、作動音が小さくなった気がする。
そして、電源スイッチの形状が変わった。電源ONでパコッとフラッシュがポップアップ。OFFにするときは手でフラッシュを戻す。この変更はわりと気に入ってる。自分の持ってるX3.0よりもこちらのデザインが好き。
自分が手に入れた個体は電気の接触が悪いらしく挙動がおかしい。「挙動不審なサムライ」って、秋元康の曲にありそうだな…などと突っ込みを入れながら原因を探る。
前の所有者が最近まで使用していたらしく、DATE機能、フィルムカウンターなどを表示する液晶画面はちゃんと生きていた。

だが、テスト用フィルムを入れてもフィルム送りをしてくれない。それに、明るい方向に向けないとシャッターが切れない。ときどきズームが動かなくなる。
ひょっとすると内蔵電池に原因があるのかも…と、電源スイッチとズームスイッチのあるプラ肌を剥いで内部を見てみることにした。
「?!」、このSAMURAI ZはX3.0とまったく同じ機構だと思っていたのだが、内蔵電池があるべき場所にみあたらない。

断熱シートを貼った金属板を慎重にネジをはがして下を見てみたのだが、内蔵電池がない。
調べてみたら、このSAMURAI Zの内蔵電池は反対側の面の下にある?
内蔵電池はシャッターボタンの反対側にこんな感じで埋まってる。これは交換がめんどくさい。
皮をはいでいじくり回してると、普通に動くようになってしまった。こんなふうに原因がわからないまま元にもどってしまうのも困るのだが。

では、いつものように業務用フジのISO100(24枚撮り)を入れて、春に連れ出した。
X3.0とレンズも中身も何も変わっていないので、写りに違いが出たりするはずはないって分かってるので、それほど期待はしていなかった。
自分のレンズがカビだらけのX3.0よりもシャープに撮れていた。

だが、30枚目ぐらいまで順調に撮影ができていたのだが、突然またシャッターが切れなくなった。
電源スイッチを点けたり消したりしてダマシダマシ撮り切った。たまにしかシャッターが切れないし、測距もしてないっぽい。
測距でエラーが起こるとピントは1.5メートル付近に合う?そんなピンボケ写真を連発していた。

またプラ皮を剥いで、フレキ部分を指で押したりして接触が変わるかどうかみてみたけど、どこが接触不良なのかわかるわけがない。今後このカメラにフィルムを入れる日は数年後じゃないと来ないかもしれない。

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