2016年12月17日土曜日

桐谷美玲 「ヒロイン失格」(2015)

桐谷美玲主演映画でまだ見ていなかった「ヒロイン失格」(2015年 日テレ・ワーナーブラザース)をやっとDVDで見た。
桐谷美玲の10年の女優キャリアで最大のヒット作ではないか?桐谷、もう10年以上にわたって女子高生役をやっているのがすごい!w

一目瞭然の少女コミック原作の学園青春恋愛コメディ映画。自分ほどいい歳してこれほどまでに少女コミック原作映画を見ている人は他にいないかもしれない。

幼なじみの男女ふたりが三角関係四画関係。女子中高生をターゲットにした映画なので、大人の男が見るにはギリ耐えられるかどうかという作品。
制服姿の桐谷美玲の体型がすごい。ミニのスカートからのぞく太ももが感動的なまでに細い。ボウリングシーンでのラグランシャツ姿の桐谷の体型と胸の薄さに驚愕。女子高生ヒロイン桐谷美玲のかわいさがどのシーンでもビシっと決まっている。

従来の恋愛ヒロインとライバルが構造的に逆転している点では新しくて面白い。「幼なじみの自分こそがヒロインにふさわしいはずだ!」というカン違いヒロイン。

コメディエンヌ桐谷美玲の気合のテンション芸と変顔の連続!
表情のバリエーションが豊か。ファンならずっと楽しく見ていられるに違いない。

だが、開始10分で脚本と演出のくだらなさに絶望してくる。学食でのイジメの現場にとつぜん竹内力が出てくる展開とか、突然すぎるしまったく笑えない。

いちいち笑うポイントを念を押すかのように、コンクリートの瓦礫やら弓矢CGやら、桝太一アナの実況やら、ヒロインオーディション風景やら、剃髪姿やら、「セカチュー」パロディやらでフザケっぱなし。
これは映画なのか?桐谷もカメラ目線だったりするし、テレビでやればいいムダなコント演出の連続。こういうのが流行ってるの?
友情出演の出オチキャラとか、妄想シーンをすべて削れば30分は短縮できた。序盤のくだらない笑いに疲れて中盤以降がやたら長く感じた。

山﨑賢人のやってることが最初から酷すぎる。たいしてかわいくもない子とつきあうとか、この物語の元凶そのもの。この女が重くて腹黒くてずんぐりしてて、やがて怖い女に変貌。いや、この女の子と同じ状況に置かれたなら誰だってこうなるか。

そもそも山﨑演じる利太は、坂口演じる弘光クンとの「はとり争奪戦」に参加資格すらない。あー、見ていて腹立つw そしてやっぱり最後は本当の自分の気持ちに正直になる…ってパターンのラストへ。

坂口健太郎は本当にイケメンでいい男。こいつだけが至極真っ当なことを言ってるし大人。
少女マンガのこういう男はアテ馬という運命をたどる。なんでなん? 
観覧車でのシーンも感動的BGMを流してうっかり感動かもしれないけど、よく考えると酷い。

ヒロインの友人役が福田彩乃。自分はこいつをみると、いつ長澤まさみのモノマネをやるかと期待して身構えてしまうわ!w 絶対に女子高生に見えないだろ。桐谷とふたり並んでると母親?って思うわ。
ちなみにリアルに福田と桐谷は一学年しか違わない。福田が1年上。
最近になって福田彩乃が深夜ラジオで話すシモネタが常識をくつがえすほどに酷くてゲスいって知った。

高校のスキー合宿にしてはホテルが最上級にスウィートすぎんだろ!とか突っ込みまくりながら見た。
桐谷、山﨑、坂口のファンであれば楽しく見れるかもしれないが112分は長く感じた。それにしても、桐谷美玲が過去作含めて一番かわいい。

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