2016年12月14日水曜日

橋本愛 「残穢」(2016)

今年の1月に公開されていた小野不由美原作、竹内結子主演のホラー映画「残穢 -住んではいけない部屋-」がDVDになっているのでようやく見た。

きっとおそらく「仄暗い水の底から」「貞子」みたいな日本情緒ホラーだと思っていた。
だが、「世にも奇妙な物語」テイストの再現ドラマかもしれない。キャストもテレビドラマでよく目にする面々。

橋本愛は建築を学ぶ学生。霊現象が起こる部屋に一人で住むとか絶対にしたくないけど、橋本愛となら住んでもいいわ~。

竹内結子は心霊現象なんかの体験談を雑誌なんかに書くライター役。奇妙な現象が起こるマンション住民から手紙を受け取る。
昔からの住民に聞き込み調査をすると、マンションが建つ以前から住民が怪奇現象に遭遇していたエリア!平成、昭和、大正、各年代で不思議な事件の存在が明らかに!

開始71分ごろにイケメン過ぎる心霊マニア・坂口健太郎登場!w 九州での炭鉱火災事故の過去を語る。

人の住む土地には恐ろしい過去がある。原因があるから霊的怪奇現象がある。精神を病んでいたと考えられていた人々はみんな恐ろしい霊を見ていたのかもしれない。手繰っていくと根は同じ…って話。

ラスト30分は廃屋探検気分を味わえるが、それほど新鮮なこともない都市伝説再現ドラマだった。「呪怨」や「志村、うしろ!」的なびっくりホラーではなく、謎に迫っていく社会派サスペンススリラー。

このまますんなり終わると見せかけて、「語るだけで祟られる、聞くだけでも祟られる」という、貞子型の無限増殖する恐怖…という設定は怖い。何の関係もない罪もない人が恐ろしい目にあう不条理さが一番怖い。

0 件のコメント:

コメントを投稿