2016年12月18日日曜日

「神様のパズル」(2008)

「神様のパズル」(2008 角川春樹事務所)という映画は500円棚でたまに見かける。今回、なにかオマケがついた初回盤(?)らしき装丁のDVDがそこにあったのでつい買ってしまった。
これ、ちょっと面白かった記憶があるので再び見てみようかと。

何か特典DVDでもついているんだろうと思ってたら、ジグゾーパズルがオマケとして入っていた。要らねえ!w

この映画はラノベ原作の実写化。三池崇史カントクの撮った壮大な作品だが、主演の市原隼人と谷村美月のふたりの人気のピークがこのころだったために、忘れられた作品かもしれない。

というわけで8年ぶりぐらいに見返した。これ見た当時、この映画に影響を受けて超ひも理論に関する本とか読んだりしたんだった。

この映画、意味がわからなすぎて説明が難しいのだが、宇宙創成の謎に大真面目に迫ったアクション巨編。なんか、圧倒されて面白い。
天才物理学者・谷村のキャラがすばらしい。胸!胸!胸!という画づくりがすばらしいw ピチピチにはち切れそうな乳ってこういうことなんだなって感心する。

水色のジャージにゴムチューブ撒きつけてるのが謎。ジャージを太ももまでたくしあげてるのも謎。部屋に水溜りがある、この大いなる謎。(このキャラ、まさみで見たかった)

谷村、現在もNHK朝ドラ「べっぴんさん」に出演中。すごく昔から日本映画にいるようでまだ26歳(!)なんだな。これまでの出演作のリストを見ると、10代から女優として理想的なキャリアを積んでいる。
主演・市原の落ち着きのなさっぷりが振り切ってる。他では得がたいキャラだ。

前半クライマックスは物理学ゼミでの討論会。これ、見てるほとんどの人が置いて行かれるw ビッグバン宇宙論のあらましが熱い議論で説明される。
このシーンが映画としては見る側が退屈しそうだけど、え?っていうカメラワークを見せられる。なんで谷村のつま先とか映す?

谷村が市原に、ビッグバンの説明をするためにベートーヴェンの第5交響曲の冒頭部分を例に説明する。ジャジャジャジャーンは8分休符で始まる。曲の始まりはどこだったか?感じることはできるのか?
取り出したCDがベルナルト・ハイティンク指揮コンセルトヘボウ管のPHILIPS盤。これ、良い演奏なんだよな。
冒頭に登場する加速器インフィニティのリアルさにも説得力にも圧倒される。

松本莉緒って一体今何を?今見るとあんまり可愛く見えない。
黄川田将也って俳優も最近見ないなって思ってたけど、調べてみたら連ドラや2時間ドラマに出ているようだ。田中幸太朗って俳優も今も地道に俳優をやっているようだ。

物理学教授の石田ゆり子さんは本当にいつ見てもキレイ。おれのまさみも40ぐらいまでこんな感じで清楚に美しくいてほしい。
「福島第1第2、制御不能です!」というセリフが出てきてドキッとする。3年後に起こることを予見してたのかもしれん。あまり古さを感じなかった映画だと言える。もっと話題に登っていい映画。

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