2016年11月1日火曜日

武士の家計簿(2011)

堺雅人と仲間由紀恵主演の「武士の家計簿」を見る。時代劇のようだがチャンバラはまったくない。

これは古本屋で見つけられた帳面からふくらませて書かれた物語。天保年間から明治、加賀藩で御算用者として仕えた下級武士・猪山家三代を描く。

たぶん地味な映画だと思っていた。その通りだった。
自分はあんまり見るのに乗り気じゃなかったのだが、一緒に見た友人が磯田道史という歴史学者に入れ込んでるので。

気づいたら借金まみれになっていた体面ばかりに気をつかう武士の家計。そろばんが生きる術だという主人公が家計簿つけて家計を立て直す。

猪山直之(堺雅人)の当時としては革新的な思想を叩き込まれた息子は長州征伐のため加賀藩として出征。
やがて大村益次郎にソロバンの才能を見出され明治新政府のお役人になる。海軍主計大監となった息子の祖父と父の回想という映画。

これ、森田芳光カントクの作品だったんだな。知らなかった。なんとなく格調が高かった。

堺雅人のおばばさまが草笛光子!w 「真田丸」と同じ!三谷幸喜、この映画見てただろ。
仲間由紀恵を久しぶりに見た。この女優がもうすでに懐かしい感じになっている。

映画のラストでは堺雅人と仲間由紀恵がおじいさんとおばあさんになっていた!みんなが段々とひとりずつ死んでいく映画だったとも言える。

家計を立て直すって言っても、ただ質素倹約しただけだよね?って疑問に思った。友人によればこの時代に家計簿つけて家の財政状況を把握して改善した人は他にほとんどいなかったという点ですごいらしい。

幕末から明治、親子の絆と家族愛を描いたドラマってことだけど、それほど刺激のないホームドラマでぶっちゃけ自分は退屈した。たぶん年配の方々にはウケるテーマ。

息子の嫁がずっとどこかで見たことある女優だと思ってたら…、藤井美菜じゃん!鼻が高くて黒い着物姿が美しい。

この女優、10代のころからずっと注目してたけど、気づいたら慶応に入ってその後パッとしなくなってる。日本ではあまり活躍の場がなくて、なぜか韓国で女優として活躍している…って風の知らせは聞いている。

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