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2016年9月7日水曜日

FLOWER FLOWER 1stシングル「宝物」をリリース

9月7日はFLOWER FLOWERのファーストシングル「宝物」の発売日。今回はTSUTAYA前日フラゲ。

「宝物」はFLOWER FLOWERが現在のバンド体制になる以前から、yuiがflower flower、もしくはhanaと呼ばれていた初期から弾き語りでも歌われていた楽曲。

FLOWER FLOWERのバンド活動はたった1年ほどで休業になってしまっていた。「宝物」も実質1年ちょっとの間しか公開で歌われていないが、夏フェスでも歌われたし初期からネットに音源が流出したりしていて、この曲の存在はYUIに強い関心のあった人なら一度は耳にしていた楽曲かもしれない。

FLOWER FLOWERの楽曲は2014年のファーストアルバム「実」のリリースまで曲名すら不明なものが多かったわけだが、この「宝物」は発表当時から曲名が判明していた。

ネット世論だとFLOWER FLOWERの音楽性に拒否感を示すかつてのYUIファンも散見されるのだが、この「宝物」は従来の弾き語りYUIのイメージに近いので、かつてのYUIファンにも支持される曲なのではないか?

久しぶりにrockin'on JAPAN誌にFLOWER FLOWER記事が掲載されたのだが、メールでのアンケート取材によるインタビュー。
やっぱりというか予想通り、yuiとメンバーはこの2年まったくスタジオで会ってなかったんだな。
プレッシャーもだんだん小さくなってきたそうだが、こんな取材形式がとられたということは、やはりファンの前に立つような日はまだまだ先のことかもしれない。

スタジオセッションで出来たというTrack.2「炎」、何か以前の素材から作ったのかな?と推測していたのだが、これは以前に聴いた記憶がない。まったくの新曲か?

バンドメンがこれまでのうっぷんを晴らすかのように活躍。「実」と「色」を聴いている人なら、いろんなライブに慣れている人なら馴染める音楽かもしれないが、J-POP中心の従来のYUIファンにはピンとこないだろうなって曲。今回のシングルでさらにYUIファンが離れていく可能性も否定できない…ってちょっと思った。
FLOWER FLOWERの今後の方向性を示す楽曲かもしれない。「宝物」のC/Wとしてはバランスがよかったのかもしれない。

鳴ってるエレピはむらじゅんが新しく買ったというWurlitzerか?ま、よほど楽器に詳しい人でも聴き分けることは難しいかと思う。

Disc.2には、あの2012年秋から2013年春にかけて、日本中のYUIファンを焦らせたフラワーフラワー大騒動の最後を飾る「オカメインコツアー」渋谷WWWのテイク(2013年3月26日)から3曲。

もうあの日のライブはよく覚えていないのだが、この音源だとハッキリとクリアに聴こえる。よくぞこれほど状態の良い録音が残されていたものだ。
あの日yuiはMCらしきことは他に一切やらなかったのだが、最後に「オカメインコツアー、ありがとう!」というyuiの声が入ってライブテイクっぽくなってる。

「実」レコーディング期に録られた、井上雨迩氏による「宝物」テイクもyuiは気に入ってるとのこと。これも余白トラックに一緒につけてくれればよかったのに。ま、いずれ世に出る日がくるかもしれない。

JAPAN誌ではレコーディングについて、この楽曲については語ってるけど、「宝物」がつくられた経緯については具体的に語っていない。

B-PASS誌では書かれた時期と場所についても語っているけど、こちらもメール取材っぽい。メンバーたちは未発表曲をCDしていくことに肯定的なので、今後に期待。MV製作も期待。

PS. 以前にYUIはこの「宝物」に関してはわりとハッキリ語った。
2013年1月のシークレットで回ったアコギ弾き語りのツアーのMCで、「親しく付き合いのあった夫婦と、一昨年に亡くなった奥さんのことを歌っている」と簡潔に語った。
2012年、休養を発表したYUIは12月のお別れ月間に多くの音楽番組に出演したのだが、中でも「Music Lovers」(2012年12月23日放送)は「宝物」を知る上でもっとも重要だ。

YUIが幼少からお世話になった親友の父親である真鍋氏本人が亡き妻とYUIについて語っているから。実はこのおじさんこそが「宝物」のモデルとなっている人物。
この番組ではレポーターが新宮町の真鍋氏本人を訪問し、YUIとの想い出について聴いた。
YUIは3歳の頃から父親不在の母子家庭で育っている。(そのへんは有名なrockin'on JAPAN誌のYUI2万字インタビューなど参照されることをおすすめ)
真鍋夫妻はYUIにとって父親代わりであり、第2の母親でもあった。幼いYUIはずっとこの二人を静かに、夫婦と家族がどういうものなのか、その鋭い目で観察もしていた。
YUIは中学を卒業するころまで、ほぼ毎日この真鍋家に入り浸っていたという。
(高校生になるとYUIは福岡市内の女子高へと通う。学費のために毎日バイトの日々で、真鍋家ですごすこともなくなったっぽい。
夏の終わりごろ、バイトによる寝不足と疲労によって体を壊し、肺炎で入院する。病院では「ハリーポッター」を読んですごしていたという。
この入院中に漠然と高校をやめて歌手を目指す気持ちが芽生えた。入院中にカラオケ店主催のコンテストにも応募し出場し優勝した。)
YUIは食事の後片付け(皿洗い)などを手伝った。真鍋おとうさんの肩を揉んだりしたという。
その真鍋夫人が亡くなったのが2011年7月のこと。YUIは直後に新宮へ帰り真鍋家の祭壇に手を合わせ、「Good-bye days」を歌ったという。
YUIは10代のころから愛する人との死別というテーマに向き合っていた。

この年、YUIは夏フェスで「翼をください」を歌っている最中に泣いてしまったことがあった。自分は震災で犠牲になった人々のことを想って泣いたのだと考えていたのだが、YUIは真鍋夫人のことを思い出していたのかもしれない。
YUIは「旅行の想い出はない」と以前に言ってたかと記憶していたのだが、YUIは10歳のとき親友の真鍋さんとその両親の真鍋夫妻と湯布院に家族旅行に行っていたと知った。
この旅行でカラオケ大会のようなものがあったのだが、YUIが歌い始めたとたんに真鍋夫妻は顔を見合わせてYUIのあまりの歌の上手さに驚嘆したという。

ひょっとすると、YUIが大人たちに歌を褒められたのはこのときが最初だったのかもしれない。となると、真鍋夫妻はYUIが漠然と歌手を志すようになった最初の契機だったのかもしれない。
真鍋夫妻がいかにYUIにとって重要な存在だったのか、この番組のおかげでようやくわかってきた。
真鍋氏によって公開された湯布院旅行の写真で、真鍋夫人の隣に立っている謎の女性が気になる。ひょっとするとYUIママか?!と思ったのだが…どうだろう?違っているかもしれない。

近藤PによればYUIとYUIママは姉妹のように見えたという。YUIママは一度もメディアに登場したことがないので何も確証はない。YUIと娘ともう一人子どもが写っているので、もう一家族が旅行に参加していた可能性もある。
今回のシングルは死別という重いテーマの曲だが、ツイッターなんかを見ていると多くの人が高い関心を持っているようにも思われる。はたしてどれぐらい売れるのか…、枚数とか順位とかそれほど関心はなくとも、今後のバンド活動を占うためにも気にはなる。

(9/14追記) 9月19日付オリコンウィークリー(9/5~9/11)に推定売り上げ6,521枚で初登場10位だった。

8 件のコメント:

  1. 川崎鶴見U2016年9月7日 18:06

    最近流行の言葉で言うなら「距離感が近い」。
    混じり合うほどに距離感が近い愛。
    単純化された詩で淡々と「はがれないように」と歌う強烈さ。
    「炎」は10年歌って来た(それこそ熟成した)yuiの深化系。
    「宝物」は・・・・まったく「宝物」な歌。

    「洗濯物もYUIが畳んで」のYUIの顔。めっちゃ好き!

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  2. ライブにも行ったことのあるようなファンが、FLOWER FLOWERになってから、YUIから離れてしまったという事例を私は身近に体験している。そんな人達に是非とも「宝物」を聴いてほしい。Music Lovers の動画ももう一度観てもらって、じっくり聴いてほしい。そして、もう一度YUIを追いかけていってほしい。

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  3. MVをやっと見た。予想通りの紙芝居MV。
    家がなくなるシーン、ちょっと哀しい。

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  4. お久しぶりです。hirohiroです。
    昨日、アマゾンから届いて、聴きました。
    待望の宝物の丸い物化。そしてカップリングの炎がまたいい!
    かっこいいです。
    詩だけ見たときは、ドキッとしる表現もあったりしたけど、
    曲に乗せたらすっと入ってきたし、すごくいいと感じました。
    ひとつ前の月9になりますが、藤原さくらさんと新山詩織さんが、テレビやラジオで「YUIさんにあこがれて・・・」と
    音楽を始めたきっかけを話していたのを聞き、うれしくなりました。
    ラヴソングは、視聴率は振るわなかったけど、藤原さんの演技が好きで見てました。

    yuiさん、まだ、パニック障害の症状はおさまってはいないのですね。
    もう曲を届けることを半ばあきらめていたのでしょうか。
    無理せず、できる形でできるサイクルでいいから、あふれる才能を、また届けてほしいです。

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  5. 追伸です。
    渋谷WWWの音源、とてもクリアですね。
    必死で情報を追っていたあの時のことを思い出しました。
    私はあの時が初生yuiさんでした。緊張して人の頭の間から
    一生懸命見ていたのを思い出します。

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    1. おひさしぶりです。
      ライブテイクを聴くと、当時の張り詰めた緊張感も伝わってきます。YUIを聴く若い子たちはみんな何かを受け取ろうって集中力がすごい。

      藤原さくらも新山詩織もYUIに比べると、はるかに音楽に触れ合うことに恵まれた家庭環境だったけど、YUIを見て初めて「あ、自分で曲ってつくっていいんだ」って思ったっぽい。

      宇多田ヒカルのMV映像出演が6年ぶりだったように、YUIもそのぐらいかかるかも。

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  6. こんにちは初コメントです
    私はYUIファンなのですがYUIの活動をやめてから
    YUIのことを調べていたときにこのブログを見つけて
    2年前ぐらい前から読んでます!

    半年ぐらいして映画のエンディングでFLOWERFLOWERを知りました
    きれいな曲だなと思い調べてみたらyuiがやっているバンド
    で衝撃でした。
    最初は実の神様や空気などをきいて同じバンドが
    演奏して歌っているとは思えなかったからです
    新曲まだ聴けていないのですが(地元のCD売り場はもう売り切れで)
    Music Lovers当時放送されていた時にみていました。
    宝物のことインタビューを見てこの事かなと
    思ってはいたけれどこのブログを見て確信しました

    長々とコメントすいません
    これからも読みますね‼

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    1. よくぞFLOWER FLOWERを見つけてくれた!

      2012年の夏から秋にかけてはまだライブ常連客が秘匿してたんだよなあ。

      CDが早く手に入るといい。「炎」はちょっと驚くかも。

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