レンズはMAMIYA-SEKOR 38mm f:2.8
シャッターは1/60・1/125・1/250 の3速プログラムAE機。フラッシュ内臓はKONICAの大ヒット商品が手本となっているに違いない。巻き上げるとカッチャーンと金属音がしてシャッターをチャージ。
だが、このカメラはちょっと電気周りを見てみたくても、レンズ部分から分解していかないと中身が見れないという最悪な構造。見える部分のネジとフィルム室のネジのすべてを外してもどうしても開けられない。30分ほど格闘した後に、製造番号プレートを引き剥がした下にネジがあった…。
フラッシュをポップアップさせるリングを取り外すのはちょっと難しい知恵の輪。しかも小さいスプリングをつまんで取り外さないといけない。ここがかなり手先の器用さが要る。先の尖った鋼鉄製のピンセットとかあるとラク。
あと、ピントリングにクリック感を持たせるために小さなステンレスボールがはまってる箇所がある。このジャンク品にはちゃんとはまったままだった。無くさないように注意。
これはファインダーユニットを取り外して上から見た写真。電池部屋から来た線がレギュレータで電圧を変換してメーターと繋がってる。ここ、なんとなく黒いビニルテープで押さえつけてあったのだが、根元から折れた支柱のようなプラスチックの破片が見つかったw これ、どこの部品なのか不明。
あれ?どこも配線が切れていないし劣化の跡もない。まさか…と思って電池部屋の接点をごしごし念入りに擦ったら通電を始めた。あぁ…めんどくさい分解なんてしなくてよかった。
ここまで分解する必要はなかった。だが初めて来る道は目的地まで行くのに必要以上に通り過ぎることもある。ここまで来る途中で1枚小さなワッシャがポトッと落ちてきたのだが、これがどこにはまっていたのか不明w いろいろ考えたのだが、どこにも入れる場所がない。しょうがないのでそのまま組み立てた。これが今後の心理的な不安要素w
組み立ててみたら問題が発覚。露光メーターの反応が異常に悪い…。自分の感覚だとISO100のフィルムを入れると感度設定をISO500にしてやっとちょうどいい感じ。これでは使用が制限されるので仕方なくまた分解。
メーターには調整できる余地が無い。抵抗の交換も検討したのだが、やっぱりCdSが劣化してるんだろうという結論に。
シャッターユニットとカメラ本体の間にモルトがある。劣化して粉状になっていたのでフェルトを切って貼った。長期的にこれでいいのかどうかはわからない。
開けたり閉めたりの繰り返しで、レンズヘリコイドと外周リングを連結するプラスチック部品を損壊してしまい、接着剤で結合して正しい形状に削るという作業まで増やしてしまった。
しかも、組み立てて最後にCdSを青いリード線と繋いで測光してみたら、ほぼ感覚に近い感じ!やはり原因はCdSの劣化だったのか。結局、分解などしなくてもよかった…。
だが、フィルムカウンターが動いていない…orz 分解4回目。
きっとスプリングか何かがはずれているんだろう…って予想して開けて色々と検討した結果、フィルム蓋についている凸状の板を受ける側の板とのかみ合わせが、張り替えたモルトが厚かったせいで悪くなっていただけだった…。結局この分解も不要なものだった。分解がめんどくさい回り道をしないといけない構造のせいで、憂鬱になるぐらいに難航した。2週間ほどかかった。
明るい方向に向けて半押しすると、明るさに応じて絞りがしゅっと閉じる。フラッシュもちゃんと点いてくれた。
昨年末、試写に出かけたのだが…。
気づいたらまたフィルムカウンター不良。カウンターが巻かれたり巻かれなかったり、また「S」に戻ったり。ちょっとした衝撃でカウンターがSに戻る…。どうしていいかわからない。で、フィルム枚数は自分で数えながら撮影した。フィルムは業務用フジISO100
相模原市峰の薬師から
このカメラでのファーストショット。車一台ギリで通れるような未舗装の林道を登る。アフガニスタンかっ!っていうような悪路。運転に自信のない人は決して行ってはいけない。ハイカーもいるので車で行くとちょっと迷惑をかけてしまう。
社務所でおじいさんが店番しつつ軽トラで農産物を売っていた。ブロッコリーを買って帰った。
山梨県甲斐市
山梨県甲府市
山梨県山梨市
まだ改良が必要だ。せっかく貼ったフェルトをまた剥がして、今度は慎重に工夫しながら貼ってみたけどまだ完全じゃない。次回はモルトを貼り替えて撮影に臨みたい。
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