米澤穂信を読む。6冊目、今回も108円で手に入れた1冊をささっと読み通す。「遠まわりする雛」(2007 角川書店)の単行本。
オビに「青春ミステリの傑作登場!」と書いてあるので、てっきりミステリー小説なんだろうと読み始めたのだが、ミステリー要素は1%ぐらい?超薄味。
おそらく「氷菓」シリーズの短編集なのだが、さらに何も起こらないw ま、ラノベ的青春小説っぽい。
さっさと読み通して、どんな本だったか?思い出そうとするのだが、どれもがあまりにどうでもいい内容だった。てか、内容がない。この本のキャラが好きな人じゃないと付き合いきれないかと。
初詣に行って友人の家の納屋に閉じ込められる話はわりと印象に残ったのだが、期待したほどは面白くなってくれなかった。
田舎のひな祭りで起こった連絡の手違いは一体誰の仕業…って表題作もあまりにどうでもよすぎた。
7作の短編が収録されているのだが、どれも自分には不要に思われた。
主人公とその友人たちが15歳なので、その世代が読めばそれなりに楽しめるのかもしれない(?)とも思う。
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