2016年7月25日月曜日

SKE48 OFFICIAL HISTORY BOOK まだ、夢の途中

SKE48は2008年に名古屋・栄でAKB48の姉妹グループとして結成された。
AKBの社会現象的な人気に乗っかって全国区で活躍し、2012年には紅白にも出場。これまでに日本ガイシホール、名古屋ドーム、豊田スタジアムで単独公演も行ってる。

だが、自分は今年になるまでまったく眼中になかった。ヒット曲といわれるものも何一つ聴いたことがない。スペースシャワーTVでSKE48MV集とか見てみたけど、本当に何もかもが初めて。自分の耳目にはまったく届いていなかった。

SKEを知ったのは、「タモリ倶楽部」を見ていて松井玲奈を知ったから。だが、SKEにはぜんぜんハマってない…。松井玲奈卒業後、SKEはやや人気を落としているらしい。

「SKE48 OFFICIAL HISTORY BOOK まだ、夢の途中」(徳間書店 2013年1月)を見つけて買ってきた。なんと108円。安すぎる。
これは結成から紅白出場決定、専用劇場完成までのSKE正史。オフィシャルなものなので、ずっと追いかけてきたファンならすでに知っている内容の確認のための本なんだろうと思う。

この本で、東京には行けないけど地元でアイドル活動をやってみたい…って子たちは多かったんだなって知った。アイドルの中心年齢が中学生高校生なんだから親も手放せない。

大所帯アイドルグループには選抜という、非情でシビアな仕組みがあるのだが、SKEは超スパルタでまるでミリタリーな体育会系システム。星野監督時代のドラゴンズを思い起こさせる。

レッスン中に松井玲奈がぶっ倒れる映像を自分はドキュメンタリー映画で見たのだが、この映像は当時から有名で、ファンから「厳しすぎる」と反発を招いていたことも知った。

マイルドに言葉を選んだ証言を集めた本になっていて、あたりまえだが不満をぶちまけるような発言はない。活字の向こう側から運営側の酷さと悪質さも伝わってくる。「選ばれない」という、本人にとっては自己を否定される仕打ちの連続。

巻頭に当時の全メンバーの顔写真名簿が掲載されている。読んでいて最初のうちは登場人物をいちいち顔を確認していたのだが、途中で止めた。大変すぎたから。2013年1月の段階で卒業生が多い。やがて悟ったように理解し去っていくメンバー、哀しく憐れ。

アイドルファンって、そんなにビシッとそろった本気すぎるダンスとか求めてるの?もちろん真剣に真面目にやってる様子を伝えないといけないけど、みんなで楽しくやればいいじゃん!って思うのは自分が甘いのか。つぎつぎと新戦力を求めて2期3期4期とメンバーを入れる。

これを読んで、松井玲奈は加入当初、存在感が薄かったということを学んだ。その一方で、小学生・松井珠理奈は最初から大スター。よほど秋元から気に入られたんだな。
で、「オキドキ」(avex 2011年11月)というシングルCDがHOで108円で売られていたので救出してきた。もちろんまったく知らないシングル。
SKEのシングルCDは中古店で大量に在庫がある。何もありがたみがない。だが、このCDにはDVDがついていたので興味を惹かれた。DVDから見始めた。

「オキドキ」「微笑みのポジティブシンキング」という楽曲のMVを収録。松井玲奈の歌声を初めて知った。
「微笑みのポジティブシンキング」は似た髪形のメンバーだらけで、深刻なレベルに見分けがつかないw

「オキドキ」もW松井と個人的に可愛いと思ってる小木曽汐莉しかわからない。
松井玲奈のアイドルキメ顔がすごすぎて、自分としてはちょっと退くw 顔だけでかなりのインパクトを残す。だから短期間で一気にエースになれたわけだが。

あと、メンバー各個人の部屋での自撮りおやすみ前映像を収録。松井玲奈の映像が入ってたのはラッキー。
2011年の段階で松井玲奈はガラケーでブログやってたんだな。松井は本当に独特な風貌。

あと、後にSKE48を辞める鬼頭桃菜の部屋自撮り&母親撮影映像も収録。
この子が鬼頭桃菜かぁ。鬼頭はとあるジャンルでとても有名になってしまった問題児。
それほどタイプじゃなくてよかったw この子にもファンはいただろうに、当時のファンたちは今どう思ってるんだろう?でも、アイドルで鬼頭って名前、かっこいいな。

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