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2016年7月23日土曜日

米澤穂信 「愚者のエンドロール」(2002)

米澤穂信を読む。これで4冊目。古典部シリーズ「氷菓」の続編。

今回の謎解きは、脚本担当が倒れたために未完となってしまった文化祭で上映するミステリー映画の結末を考えてくれ!というもの。それ、新しいな!

しかも密室殺人w 脚本を担当した少女(完全な素人)の頭には何が描かれていたのかを想像する。

これ、今まで読んできた米澤穂信の本で一番面白い。

主人公はあざやかに予想外な答えを提示する。高校生の思考とは思えない。相当に優秀な学生だ。

冒頭とラストで、物語の裏で進行してるたくらみを示すパソコン上でのチャットが示される。これがよくわからなすぎる。やはり自分と完全にはセンスが合うわけでもない。

それに劇場の廃墟の間取りがよくイメージできないので「それ密室?」って疑問だった。

主人公の解答に「あれ?シャーロック・ホームズの件はどうなった?」って突っ込んだらやっぱりラストに別の答えがあった。

ミステリーに関して素人が考えたミステリーを再構築する無茶さ、このジャンルはさらにもっと面白いものが書けそうな気がする。

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