昨年秋に公開されていた「HALLOWEEN NIGHTMARE ハロウィン ナイトメア2」(2015)というホラー映画を見てみる。もちろん何も予備知識がない。
武田玲奈(18)というモデル女優に大変注目が集まっている。この春高校を卒業し、non-noモデルとしても活躍中なので一気に女子たちの間でも知名度が上昇中。
グラビアアイドルとして人気が高いらしいのだが、自分はグラビアアイドルというジャンルはまったく守備範囲外。
この子を見ていると、「細い」ということはモデルとして稀有の才能だなと思う。
鼻が高い。目が大きくてつりあがっている。とにかく体型とミニスカートと脚がアニメのように完璧な造形。アイドルとして人気があるのもわかる。
今回初めて武田玲奈の演技を見てみた。初めてどんな声をしているのか知った。
もう最初から低予算アイドルホラーなのは予想がついていた。テレ東深夜ドラマクオリティ。漫然とだらだらと淡々と何も起こらない。
学校の非常階段の踊り場でキャッキャとはしゃぎながらハロウィンのかぼちゃで遊んでるシーンからして散漫。これから少女たちに起こる惨劇のようなものを暗示する大事なシーンかと思って見ていたのだが、何も感心しない。
ときどき殺人鬼目線の映像、何者かにマークされてる映像、悪夢なんかをそれらしい圧迫感のある音を流しながら見せて軽~くビビらせるサスペンス。
日本家屋でハロウィンごっこの現場に斧持ったかぼちゃ殺人鬼のシーンがとんでもなくヘンテコで可笑しい。このシーンが意味不明。謎の男も意味不明。
武田玲奈のカワイさには圧倒された。だが申し訳ないが、女優としてのインパクトは感じられなかった。
自分なら台本を読んだ段階で手を抜く。とてもじゃないが役者としてがんばろうって気持ちになれない作品だ。
このドラマの設定と脚本に何も入り込めない。誰も魅力的なキャラがいない。まったく怖くない。
ドラマとしても最低レベルの出来。これでは子供ですら騙せない。60分と短いのが唯一の救い。
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