東京上野で開催中の、日本でほぼ初となる「ブータン展」を見に行ってきた。
はい、これ。上野の森美術館で7月18日まで開催中。
日本とブータンが外交関係を結んで30年。ブータン王室コレクションを初公開。
「見るだけでしあわせになれるかも」w、これは行くしかない。早く早く~
展覧会はたいてい写真の撮影は一切できないのだが、この展覧会では撮影可というものが一部だがあった。
子どものころこんなお面が一番怖かった。能面が飾ってある部屋とかで絶対寝れない。
日本人がブータンに親しみを感じる理由は人々の顔立ちが日本人と似ていることもあるけど、この民族衣装が、明治大正あたりの日本の農村を思わせるからではないか?
ブータン国民はこれらの民族衣装の着用が義務づけられている。女性はケラとよばれる布を巻きつけてテゴという上着を着る。素材はだいたいが木綿。美しい装飾模様が浮き出た様々なケラが壁にかかって展示されている。絹は最高級で王族クラス。男性が来ているものは「ゴ」と呼ばれる。防寒のためにマフラーや袈裟のようなものを体に巻きつける。
2階で展示されている仏像やタンカ、王族の衣装なんかは撮影できない。なので乃木坂46の「遥かなるブータン」MVから借用。チベット仏教っぽいポーズの生田と衛藤。
ケラとまりか。
ケラの前で踊る衛藤と若月。
ブータン国王が実際に被っていた帽子。
最大の展示はこのマニ車。回すだけなのにみんな楽しそう。
で、自分も、生田さんが触った箇所を正確につかんで回してきた。自分以外の人々もなぜか回してる間は笑顔だったw
日本人がブータンを体験したのは、昭和天皇の葬儀「大喪の礼」に民俗衣装で参列した先代ジグミ・シンゲ・ワンチュク国王の姿に心打たれたのが最初だったと言われてる。高貴にして質素なたずまい。日本人はこの若き国王だけがまるで別の時代からやってきたかのように感じた。
そして現在、ジグミ・ケサル・ナムゲル・ワンチュク国王の時代。
震災のあった2011年秋、若い夫人と共に来日し、国会での演説で日本人を感動させたことは記憶に新しい。
この国王夫妻の衣装も展示。来日と国会での演説の映像も放映。この国王夫妻の映像を見ている来場者たちはみんな優しい笑顔になっていたw
そして現代のブータン国民の映像。日本のお年寄りは歯並びが悪い人が多いが、ブータン人はみんな歯並びがいいし、歯がキレイで驚いた。なんでだろう?
ブータンというと近年、中国の主張をそのまま呑まされるように国境を決められ、国土の20%ちかくが減らされた…って聞いて心配していた。だが、そういったことは一切展示されてなかった。
というわけで、ブータンのことを学んだ日曜日だった。それにしても暑い日だった。
乃木坂オタも上野に行ってブータンを知ろう!
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