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2016年3月21日月曜日

ソ連製ハーフサイズカメラ ЧАЙКА チャイカで撮る

1960年代のソ連製…、ちょっとワクワクする。アメリカと唯一張り合えたもうひとつの超大国ソ連の製品はそれなりのクオリティを持っているはず。
だが、カメラに関して言えばソ連はたいしたことない粗悪な製品を大量生産して輸出していた。

今ここにチャイカⅡというカメラがある。1967年ごろミンスク(現ベラルーシ)で大量に生産されたハーフサイズカメラ。
ロシアカメラとしてはとても数が多くて日本でも持っている人がわりと多い。

シャッターが前面についているのがユニーク。これが意外に使いやすい。シャッターを切るとパチーンという安い音を出す。かなりシンプルな構造を持ったカメラ。

そのたたずまいと使用感はかなり好きなのだが、トイカメみたいな機構で写りはそれほど期待できない。
このカメラは自分と一緒にはるばるモスクワまでシベリア鉄道の旅を共にした友人が、自分がヴェルニサージュで古カメラ物色している間、別の露天商のオヤジと交渉して200ルーブル(約800円)で購入したもの。以後ずっと自分が持っていたのだが、今年になってようやく友人に返還した。

巻き上げレバーの指あて部が欠損している。これが巻き上げ時に指が痛いし、コマ送り不良をかなりの頻度で起こすようだ。それに、このカメラのシャッター速度の精度が酷い。光センサーを使った計測の結果、毎回で数値にバラつきがあるのだが、1/250と1/125がなぜかほぼ同じで約1/150 そして1/60は約1/70 、1/30は約1/40 という結果だった。

1/250と1/125がほぼ同じというのは使用上たいへんにまずい。今までそれを知らないままシャッター速度を考えながら撮っていた自分がバカみたい。
後面のダイヤルを回してシャッター速度を選ぶのだが、そうすることで内部で何か卵型のカムのようなもので速度を調節してるのではないかと推測したのだが…違うかもしれない。

バネが弱ってる可能性もある。ネバってる可能性もある。めんどくさいのでその不具合を直したくない。直し方もわからない。そもそも工場から出荷された段階でちゃんとした精度を持っていたと思えない。まともに相手にしたくないし、しなくていいカメラだ。
レンズはインドゥスタール69というレンズ。目測でピントを調整する。なぜか取り外しが可能なのに交換できるレンズがないというw

では、1年ほど前にこのカメラで撮った作例を。フィルムは業務用フジISO100の24枚撮り。
なんだかぼんやりした画質だ。このカメラは写ルンですレベルのカメラだと思って使うしかない。
今回で5回目ぐらいの撮影だったのだが、過去もすべてこんなカンジ。ハーフサイズカメラを使ってみたいという人がいたとして、このカメラを選ぶことはおすすめしない。

だが、70年代80年代のソ連みたいな風景に撮れてるかもしれない。

ちなみに、歴史的経緯など基本知識は持っているものの、イデオロギーや主義思想に一切感心を持たず、ソ連や東欧の旧共産圏諸国のプロパガンダ的デザインのポスターやデザイン、工業製品のみに興味を持つことを「共産趣味」というらしい。それ、まさに俺。

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