「恋仲」第5話、あかりと葵がなんとなく防波堤で過ごすこのシーン。後方にこんもりとした山が見える。
山の上に天守閣のようなものが見える。なんだあれは?
ひょっとして城か?よせばいいのに登ってみた。そこに駐車場があったし、山頂まで徒歩10分と書いてある。
勝山の港町を眺めながら道を登る。道は石段が整備されていたけど、ほとんど誰も歩いていないのか、かなり枝や落ち葉がある。注意しないと蜘蛛の巣に顔を突っ込むことになる。それにこういう道はマムシとか出ないか心配だ。
登り始めてほどなく岩牢がある。牢は家々の方を向いている。立て札によれば「直訴」をした人を閉じ込めてさらしたんだそうだ。江戸時代は酷い。
あっという間に山頂の展望台に到着。天守閣に見えたものは展望台だったのだ。そこに大黒さまがいたので手を合わせた。この展望台の見晴らしがよかった。勝山港を一望。海面がきらきらと輝いていた。内房の典型的な港の風景。
あれが昨日行った「恋仲防波堤」。
勝山港の沖合いに浮かぶあの島は「浮島」。その隣に洞門のある小さな島もある。保田から遊覧船が出ているので、それを利用すると近くまで行けるらしい。
勝山はかつて捕鯨の湊だった。夏に回遊してくる鯨を猟していたのだが、やがて回遊してくる鯨がいなくなってしまい明治初年ごろに廃れてしまった。大黒山もかつては鯨の群れを見る遠見の山だった。
こんなものがあった。ひょっとして高射砲陣地とかだったのかな?とも思ったけど、明治以降は東京湾に侵入してくる船を見張るための場所だったのかもしれない。
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