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2015年8月10日月曜日

飛べ!ダコタ (2013)

沖縄うるま市出身の女優・比嘉愛未はNHK朝ドラ「どんど晴れ」と「コードブルー」に出ていたという知識しかなく、ずっと「ひがあいみ」と読んでいた。「ひがまなみ」と読むのが正しい。28歳?!もっと若いと思ってた。169cm?!意外に背が高い。

というわけで、自分がこれまでほとんど見たことのない女優・比嘉愛未の主演作「飛べ!ダコタ」(2013)という映画を見てみる。こんな映画が公開されていたことにまったく気づいていなかった。佐渡が舞台になった知られざる歴史秘話的な1本だと期待して見はじめる。

終戦から5ヵ月後、佐渡島高千村の海岸に、東京へ向かう途中だった上海総領事を乗せたイギリス空軍の軍用旅客機が不時着する。この航空路は佐渡上空を通るものなの?

佐渡島民の話す言葉が関西弁っぽいことに驚いた。調べてみると確かに佐渡島は昔から関西の影響が強いらしく、島を訪れる多くの人が驚いているらしい。知らなかった。それは本土の新潟県民と違う文化になってるに違いない。

「敵機来襲~」、半鐘が打たれパニくる島民。生まれて初めて見る英国人と、第1村人・比嘉愛未のファースト・コンタクト、「オーウケイ?オウケイ?」。双方がまだ疑心暗鬼の時代。新潟県からの指示は「機嫌を損ねないように協力しろ」だ。

そして英国軍人と村人の文化摩擦…かと思いきや、島民の戦争の傷に焦点。島民総出で滑走路建設に協力。だが、友人をビルマ戦線で亡くし、自身の足も失った窪田は心を開かずダコタ号へ敵討ちに向かう。この男、ジャケットに爽やかに写ってるけど、映画本編中はずっと思いつめていて犯行に向かうときはいっちゃった表情してる。

久しぶりに見た芳本美代子と洞口依子がもう完全におばさんどころか婆さんになってて驚いた。戦争で息子を失った洞口、そして比嘉、涙の熱演。

冬の佐渡はずっと厚い雲の下。グレー一色の島。軍部に騙されて戦争を始めたという島民を「戦争を始めたのは自分たちだ」と諭す柄本村長。「子供たちには自分のようになるなと教える」という窪田、に間違っていたと頭を下げる校長。和解、そして酒宴、子供たちの歌う「蛍の光」。戦後、日英が初めて心をひとつにした瞬間か。

島民の見守るなか、ダコタ号は飛び立つ。これが、もろにCG(笑)。低予算なのでしょうがない。佐渡のお年寄りから子供たちまで、すべての年代に向けられたローカル映画なので新しさとか刺激はない普通の映画。だが、爽やかな後味の残るいい映画。

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