2015年7月25日土曜日

my bloody valentine / Things Left Behind....(2001)

何だこれ?という初めて見るCDと出会った。いつものように中古CD棚を物色しててコイツを発見。「Things Left Behind....」というアルバム?うそ、「Isn't Anything」「LOVELESS」以外だと、「EP's」「ECSTASY & WINE」しか存在を知らん。

すかさずiPhoneで調べた。ISDNでもカタログ番号を打ち込んでもAmazonにない。米Amazonにもない。裏面をよーく観察すると1曲も知っている曲がない。

2001年にドイツで出たらしい。1,250円の値札がついていた。謎なCDだが、ここで買わないと手に入れるのが簡単ではなさそうだし、買わずに後悔するよりも買って後悔するべきという格言に従ってカゴに入れてレジへ。

家のパソコンでじっくりと調べたら、これはマイブラがクリエイションと契約する以前の、1986年1987年のインディーズ時代に出したEP盤4枚をコンパイルしたマニアックなブート盤「RETROSPECTIVE」と同一の内容のCDだった。よくいけしゃあしゃあとUNDER LICENSE TO INDEPENDENT MUSIC とか書く。海賊盤だからAmazonにはなかったのか。レコードショップのサイトぐらいでしか見ない。ブログに書いていてくれる人が何人かいてくれておかげで、いろんなことが判明。

でもまあ、知らない曲とは言っても今の時代、ネット上に落ちている音源だったりするのでファンならみんな知っている楽曲なんだろうと思う。頭から1曲ずつ聴いていく。やっぱり音がよくないし、バラつきがある。

Track1「No Place To Go」とTrack2「MooLight」は「1st Single」だとペラ紙解説に書いてある。Track3「Love Machine」とTrack4「Sandman Never Sleeps」は「Geek」から、と書かれている。デイヴ・コンウェイがボーカルだった時代のMBVを聴いたの初めて!(笑) こ、これは…やっぱり買わなくてもよかったかな。ボーカルが全然好きじゃない。こんなのMBVじゃない(笑)。

5.Loveley sweet Darlene 6.By Danger In Your Eyes 7.On Another Rainy Saturday 8.We're So Beautiful は「The New Record by My Bloody Valentine」から、と書かれている。うわっ、聴いてて恥ずかしいぐらいに甘ったるいギターポップになってる。ボーカルが代わったのか?ってぐらいデイヴ・コンウェイが聴けるボーカルになってる。

Track9.Sunny Sundae smile 10.Paint A Rainbow 11.Kiss The Eclipse 12.Sylvie's Head は1987年「Sunny Sundae Smile」から。さらに完成度が増した爽やかポップ。このあたりからケヴィン・シールズのギターをなんとなく感じることができる…かもしれない。十分に聴ける…どころか好きだわ~。

Track13.Strawberry Wine 14.Never Say Goodbye 15.Can I Touch You は1987年「Strawberry Wine」から。ここから雰囲気が一変。ケヴィンとビリンダ・ブッチャーがボーカルの曲は完全に後のMBVになってる。
パフュオタにとっての「Fan Service Prima Box」に相当するようなアルバムなのかもしれない(笑)。熱心なパフュオタが「彼氏募集中」や「アキハバラブ」、「イミテーションワールド」といった曲も音源が欲しくなるのと同じ心理。

ケヴィン他が聴いて欲しくない黒歴史だとしても、つい聴いてしまった。だが、何度も再生したくなるってことはないな。バンドに歴史ありだな。ちなみに自分はまだ2013年に出た「mbv」のCDを手に入れていない。「Ecstasy」も音源をまだ持っていない。

0 件のコメント:

コメントを投稿