2015年7月26日日曜日

まさみの真田丸を予習

来年の大河ドラマが堺雅人が真田信繁を演じる「真田丸」に決定している。そして俺のまさみがヒロイン役に決定。

ここ数年、大河ドラマは世間の注目があまり高くないが、戦国時代ものならある程度高視聴率が期待できる。日本人は予想通り進む話のほうがすき。これから年末に向けてどんどん主要キャストが発表になっていく。まさみは来年のNHKの顔になる。

江戸の昔から軍記物や講談で親しまれたヒーロー真田幸村は、最近だと真田信繁って呼ばれるようになってるらしい。自分はこの人を「大坂の陣」で活躍した人物というぐらいしか知らないので何か資料を探していた。

これがあった。歴史街道 2014年12月号「総力特集400年目の真実 真田信繁と冬の陣 真田丸に賭けたもの」だ。200円で手に入れた。おそらく脚本を担当する三谷幸喜も資料として持っているに違いない。

この号の記事を熟読したところによると、真田信繁は大谷吉継の娘と結婚してる。ということは、長澤まさみはこの人か?と思ったのだが、まさみが演じる「きり」という役はどうやら家臣の娘で側室らしい。生涯のパートナーとのことだが、この人のことは書かれていない。おそらく脚本の三谷による創作が盛り込まれた面白い人物になってるかもしれない。

真田信繁は甲府の生まれ。青年時代を上杉景勝&直江兼続の越後で人質生活を送っているので、この二人は大河に登場すると思われる。兼続から「義」を、謙信伝来の軍法を学ぶ。後に秀吉の元でも人質生活。天下の采配を見て育つ。父・昌幸は武田信玄に仕えていたから、昌幸・信繁親子は信州上田で独自の戦い方を身に着けていった。

おそらく前半のクライマックスは第二次上田の戦い。小山から関が原に向かう徳川秀忠を昌幸・信繁親子が食い止める。だが、決着まで数ヶ月かかると見込んだ関が原の戦いがわずか半日で勝敗がついてしまうという予想外の事態で運命は暗転。ふたりは高野山の九度山へ流される。

34歳から48歳までの信繁は絶望と貧困の蟄居生活。ただ朽ち果てていくのを待つ身。この時期に信繁は相当に老け込んだらしい。おそらくまさみが活躍するとしたらこの時期?

そして終盤クライマックスは大坂の陣。大坂城の平野口(大阪環状線の玉造駅の西側)についに真田丸が出現。生涯のラストがこの「冬の陣」と「夏の陣」の大合戦なので、終盤に向けてドラマを盛り上げていきやすいと思われる。

「歴史街道」を買ったのは初めて。これからもテーマによっては買うだろうと思う。すでにもう1冊買っている。
PS. この号の巻頭にまさみが「紫式部ダイアリー」を演じてたころのグラビアとインタビューが4ページある。ぶっちゃけこれが欲しくて購入。まさみが美しすぎてつらい…。大河のキャスティングを考えていた偉い人はきっとこの歴史街道を見ていて、そこにまさみを見ていたんだろう。

「紫式部ダイアリー」に関するインタビューは他に充実したものがたくさんあるのでここでは取り上げないが、長澤まさみは三谷舞台に初めて出演するオファーを受けたときの感想と三谷演出についてだけ引用したい。
「三谷さんは自分自身が常にコメディーを演じているような、言わば〝コメディ街道まっしぐら〟のようなお方です。そんな三谷さんの巧みな技で演出していただけるはすごく面白いだろうなと、ワクワクしながらお受けしました」
お芝居が本当に緻密な計算のもとに作り上げられていて、驚きました。表情やセリフにまで細かな指示をしていただくことで、私自身が見えていなかった新しい自分を発見しながら演じています」 
と答えている。この号はまだまだ買えるようだ。真田信繁に関心のあるまさみオタにオススメ。
まさみは高校を卒業したころから、「自分で切り開く」をテーマに女優をやっている。三谷舞台に出演した経験と、過去の大河出演、そして15年のキャリアの積み重ねによって、29歳という20代最後を大河ドラマのヒロインを演じて終えることができる。来年も他の女優がうらやむような、まさみの快進撃は続く。

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