2015年3月24日火曜日

群馬・四万温泉

群馬県吾妻郡中之条町の山の奥に四万温泉(しまおんせん)という名湯がある。自分はまったく知らなかったのだが友人に誘われるままにドライブがてらここまでやってきた。河川敷の駐車場に車を停めて5分ほど歩くとこれに出会う。この異様な建物は江戸の昔からここに湯治宿を構える積善館さんだ。
もう完全に大正昭和のころにタイムスリップ。秘境すぎる温泉宿だ。我々は日帰り入浴のためにやって来た。
ここが元禄の湯。異常に味わいのある古さに呆然とする。
浴場内部はゼッタイに撮影禁止の旨、貼り紙がある。なので浴場写真はどこかから借りてきた。まるでテルマエ・ロマエだ。こんな味わい深い浴場を他に知らない。なんでも2013年の「こち亀」で両さんが入った湯だそうだ。
脱衣所と湯船の間に仕切りもドアもない。玄関のドアを開けると即この風景。このお湯が熱すぎずぬるくもなく快適で1時間でも入っていられる。いや~、すばらしい。
21世紀になって15年が経とうとしているというのに、まだこんな大正時代みたいな温泉があるって奇跡だな。四万温泉、そこそこ観光客で賑わっていた。大型観光バスも来ていた。

温泉につかるとくるっと帰ることにした。中之条町でいい感じの味噌・こうじ店を見つけたので味噌を買って帰った。そして地元のスーパーで地酒とこんにゃくを買った。群馬といえばこんにゃくだし、買った味噌をつけて食べるために。近年我々は出かけた先では味噌か酒を買うことにしている。醸造は日本の文化。お土産屋で売ってるようなお菓子とか目もくれない。地元の人が口にしているものしか買わない。

2 件のコメント:

  1. たしか「千と千尋の神隠し」のモデルになった旅館でしたね。お風呂が良いわけだ。レトロな雰囲気が映画にあってたのかな。

    返信削除
  2. あ、そうみたいだ。知らなかった。こんなレトロな風呂は東京近郊だともうないだろうなあ。

    返信削除