2015年1月26日月曜日

桐生

群馬県桐生を日帰りで旅してきた。いつものように友人とカメラ持って散歩。桐生といえばノコギリ屋根の織物工場で有名。
桐生はかつて養蚕と織物で栄えたまち。繊維業の繁栄は遠い昔。織物工場も市内にポツポツと点在して残っているのみ。
機織の博物館的な施設を見学。土曜日だったが我々2人しかいなかった。この日は2台のみが稼働中。ノートパソコンで制御された機織機がガッシャンガッシャンと観光地のみやげ物タペストリーを織っている。
本来なら作業を見学できる場所だが、この日は人の気配がほとんどなかった。
この施設は今上天皇陛下が皇太子時代に訪れている場所。機織の歴史を展示。ノコギリ屋根は自然光を取り入れるのに効果的。
古い土蔵や蔵が朽ち果てたように道路わきに放置されている街は埼玉か群馬にしかない、というのが近年方々へ出かけて、見て歩いた結論。雪国は放置するとやがて雪で倒壊するが、関東地方では何もしなくても残ってる。
桐生市はかつての繁栄を今に伝える古い施設をなんとか活かそうとがんばっているほう。循環コミュニティバスで観光客を呼び込もうとしている。古いレンガ倉庫でおしゃれなカフェやパン工房などを展開。路地裏とかこんな時間の止まった感じ。どこも旧市街の中心部は寂れた感じがするけど、桐生も同じ。人もまばらで朽ち果てた商店だらけ。若い家族は郊外へ移り住む。車社会はそうなる。
たまたま縁日に出くわした。老人も小さな女の子も並んで拝んでたので近くで見てみると金精大明神だった。これは子どもの目にふれていいものなのか?昔の人々にとって子宝に恵まれるかどうかは切実な問題だった。今でもそうかもしれないけど、これからもっと出生率は下がると自分は予想している。
桐生には群馬大学工学部がある。地元と近県から若者が集まって本来なら活気をもたらしているはずだが、大学周辺すら寂れた感じがした。工学部は昔は男しかいなかったが今では女子も多い。おしゃれな店とかあるのかな。群馬では学生であっても車を持っていることが多いと聞いた。車がないとバイトにも行けないと思う。
お土産に有燐館で醤油を、ベーカリーレンガでフランスパンを買って帰った。

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