2014年10月3日金曜日

新しい靴を買わなくちゃ(2012)


桐谷美玲映画祭その7「新しい靴を買わなくちゃ」(2012)を見る。これも桐谷が出ていなければ存在も知らないままであったであろう映画。

いかにも北川悦吏子監督・脚本な映画。リア充20代以上の女性向けな感じで到底受け付けないとは思いつつも、岩井俊二プロデュースかつ、音楽監督が坂本龍一なのも気になって。
ピアノと美しい映像で綴る美男美女3日間のパリの恋人的な1本。

現在40代なかごろの女優・中山美穂は80年代末から90年代にかけて絶大な人気だったアイドル女優だが、自分は中山美穂出演作を見るのは今作が初めてだった。

妹・桐谷に付き添ってパリにやって来たおしゃれストールのカメラマン向井、いかにもドラマ!な展開でパリ在住編集者・中山美穂と出会う。いやあ、たった3日間でこれだけ深い仲に発展する喋りのコミュニケーション能力に関心する。ま、こういうのは大人の女性が見るべき脚本だろうと思う。おしゃれな会話が延々とつづく。

妹・桐谷とパリ在住画家・綾野の東京パリ遠距離恋愛ラインは中山・向井ラインとは無関係に進展。べたべたいちゃいちゃラブラブしまくる。ま、この桐谷もおしゃれで可愛いのでファンには必見なんだろうと思う。だが、全体の5分の1ほどの出演だったかもしれない。
男が見て面白いかどうかはわからない。パリの高級ホテルに兄妹でチェックインしておきながら1泊もせず、ただの荷物置き場としてだけ使ってるのが自分はずっと気になってしょうがなかった。もったいないしホテルに失礼。自分ならフロントで清算するとき笑顔で英語で説明なんかできない。


あと自分が気になったのは、向井カメラマンがずっとハッセルブラッドであまりピントも合わせずにラフにパシャパシャとスナップ写真を撮り歩いている姿だった。
ハッセルブラッドは中版カメラの超高級機。このタイプのカメラはコピー品だろうと自分はただの一度もさわったことがない。
普段、ジャンク(100円~500円)で買った安~い不確かなカメラで撮って遊んでる自分としたら生涯無縁なカメラだろうと思う。ま、向井理だから似合うカメラかもしれない。

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