桐谷美玲 「音楽人」（2010）

桐谷美玲映画祭その6
こんな映画が存在したことをまったく知らなかったし名前も聞いたこともなかった。桐谷美玲が主演してるという情報だけで見てみた。ロックバンド青春映画「音楽人」。

若手美男美女女優を集めてそれぞれ見せ場をつくって、ロックっていいよね的な1本だが、誰も上手い俳優が出ていない。ロックバンド青春映画って、「その曲いいよね」って言われてもそう思えないところが痛い。いろいろと地味な作品。本当にこれは劇場公開作品なのか？

桐谷美玲が病気で歌うことをあきらめてギター製作者を目指している音楽専門学校生って設定が新しい。若いのに肺がん？ヘビーすぎるなそれ。

パフュオタには懐かしい感じのする徳澤直子が桐谷と新旧SEVENTEENモデル共演。あれ以来、徳澤がどうなったのかまったく聞いていないが、野球選手との結婚に失敗しアメリカから日本に戻って英語に目覚めたらしい…と風の便りを聞いた…。

主人公がかなりぼんやりした印象。俺、もうギター弾けない……って、理由がそれほどの障害でもないと思う。音楽専門学校が舞台ということで関心があったのだが、桐谷とふたりで「じゃあ、こうゆうのどう？」と楽曲をつくるシーンとかかなりしょぼい。脚本がいろいろと弱いな……。企画としても弱いな。

だが、今までみてきた桐谷美玲出演映画の中で一番これが、どこを切っても美少女桐谷であふれている。どのシーンでも桐谷の美少女ぶりがビシッときまっている。そこだけは評価できる。