2014年8月22日金曜日

悲愴交響曲

Mravinsky_tchaikovsky6
5月にこんなCDを買った。250円だったのだが半額セールで125円でゲット。2002年にWARNER CLASSICSのelatus という廉価版レーベルで出たムラヴィンスキー指揮レニングラード・フィルのチャイコフスキー:交響曲第6番と「フランチェスカ・ダ・リミニ」Op.32を収録したCD

「悲愴」って実はあんまり好きじゃなく、それほど聴いてもいなかった。この曲、ちょっと退屈。クラシック音楽はもっと複雑で難解なほうが惹かれる。

チャイコフスキーの交響曲と云うと、日本では昔からムラヴィンスキーが一番ということになっていて、よく売れたので珍しくもなんともない音源。

家で中身をよく読んでみると、これは1982年10月17日のレニングラード・フィルハーモニック大ホールでのライブ録音。あれ、ちょっとまてよ

2年ほど前に500円でムラヴィンスキーの「悲愴」のCDを買ったことを思い出した。1989年のビクター音楽産業のCD。日付を調べてみたら、やっぱり1982年10月17日か!同じ演奏のCDを買ってしまった……。でもまあ、「フランチェスカ」は持ってなかったし、125円だったし損したとは思わない。

elatus盤はNewly remasteredと書かれている。1992年Erato Disquesのリマスター再発っぽい。
Mravinsky_tchaiko6
ビクター盤はソ連の窓口会社Sovtelexportのライセンスで日本のVictor Musical Industriesが販売。ビクターが放送局に交渉した…と解説書に書かれているからこれが最初らしい。

自分はオーディオマニアでもなんでもないのでリマスターを聞き比べるなんて絶対にしないのだが、交互に繰り返し5回ほど聴いてしまった。

ビクター盤のほうが弦に艶を感じたが、会場ノイズが盛大に聞こえる。elatus盤は会場ノイズがあまり気にならなくなってる。やはり聞こえ方が違うが、自分としてはどちらで聴いてもかまわないと思う。どちらも音はいい。

たまにはクラシックも聴かないと。今回何度も聴いてみて、この曲も深いなと思った。特に第一楽章。食わず嫌いはやめようと思った。

2 件のコメント:

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    第6・第1楽章第2テーマ・・・これがあるから「悲愴」はいいんだけど、
    第5・第2楽章、「ねえ、ムーミン」(笑)も捨てがたい。
    でも、チャイコは私にとってはバレエ音楽の人。
    流麗なメロディーが子供のころには、とても分かり易かったんですね。(ビゼーなんかもね)
    だから大人になったら、あまり聴いていない。
    「眠れる森の美女」とか「くるみ割り人形」に比べれば交響曲は地味。
    ムラヴィンスキーはいい顔してると思う。
    チャイコフスキーは性格俳優か。口ひげが嘘くさい感じ。

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    自分には第3楽章の威勢のよさしかなかった。くるみ割り人形は短いし名曲。クラシックの基本が詰まってる。白鳥の湖、眠れる森の美女はほとんど聴いてない。ムラヴィンスキー、あんな手脚の長い厳しい風貌の爺さんは日本人にはいない。

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