2014年6月24日火曜日

ボクたちの交換日記(2013)

放送作家鈴木おさむの原作小説を内村光良が監督脚本で映画化した「ボクたちの交換日記」、やっとこれを見た。

ぶっちゃけ興味なかった。自分はあまりお笑いに関心を持ってない。若手芸人とかほとんど認識していない。長澤まさみを見るためにチェック。まさみは脇役にすぎないけど。

内村光良という人のお笑いは自分とは合わないだろうなと思っていた。だが、それほど苦手な感じはなかった。むしろ広く共感を呼ぶ普遍的な作品だったように感じた。日々お笑いコントをやってる人だけに序盤からテンポがいい。

風邪で寝込んだ小出がまさみにキスしようとしてビンタのシーンはまさに内村コントでよく見るそれ。

確かに主演二人のコントは寒い。ま、誰がやっても寒い。売れない芸人役だから。鈴木おさむも内村も、これまでそんな若手芸人たちの青春を見続けてきたんだろう。むしろこの二人はそんな若者たちを選別してきた側だった。

才能の差、ちょっとした運不運の差がコントラストをつくるのはお笑いに限らない。ミュージシャンもスポーツの世界もこんな栄光と挫折。そのへんにいくらでもある話のほんの一角を切り取った。

「オレ、お笑いやめるわ」「お疲れ様でした」

一緒に夢を追いかけてきた夫婦の夢を手放した瞬間。まさみの数秒間の表情の演技を見るだけでもこの映画は価値がある。

ローティーンからアイドル女優やってるまさみも、この仕事を辞めていく若者たちを何人も見てきたはずだ。この演技はまさみの心の引き出しにあったものに違いない。長澤まさみは性格が悪いって言う人もいるが、自分の見てきたまさみはむしろ性格がいい。
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まさみの福田彩乃笑い。

4 件のコメント:

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    ウッチャンはもはや、松本人志以上のコメディアンですよ。松本人志のコント番組(これはNHKのプロフェッショナル特別編)を見たことがあるのですが…「どこが面白いんだろう?」ってなってしまいました…。
    彼が手掛けるコント番組は、コントメインでやれば長くやっていけると思ってます。
    ココリコ田中も最近はLIFE!で自信をつけたのかいろんなドラマに出てて演技力も素晴らしいですし、ここでは芸人さんたちが輝いて見える気がします。
    ウッチャンも演じる…いやノリノリでやる、身体を張る、まじめにバカなことやる、ってのがミソなのかなって。

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    自分はNHKのコントは耐えられないわ~。あれ見るの辛いわ~。

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  3. まさみ好き2014年6月25日 23:58

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    全体的にさらっとした印象の映画なのですが、小出君とまさみちゃんのシーンは二人のたどる人生も含めテンポがあって良いアクセントになっていると感じました。
    「お疲れさまでした」の演技は、彼女の新たな一面を見た気がしてぐっときたなぁ。

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    川口春奈の母親役ってのもびっくり。

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