2014年6月23日月曜日

カラヤンの「アイーダ」(1951)

サッカーファンにもっとも知られたクラシックはオペラ「アイーダ」の凱旋行進曲。フジテレビのサッカー中継はもうかれこれ10年以上これを流してる。サッカーといえばイタリア、イタリアといえばオペラ、オペラといえば……最も有名なオペラ「アイーダ」の合唱のあるゴージャスな響きの、しかも凱旋の場面。

このCDを買った。そこに500円であったから。カラヤンがWIENER SYMPHONIKER を振った1951年3月2日の演奏会形式上演の実況ライブ録音。キャストはAIDA : CARLA MARTINIS / AMNERIS : NELL RANKIN / RADAMES : LORENZ FEHENBERGER / RAMFIS : MARIO PETRI 他、自分はオペラに全然詳しくないので、どれぐらい有名な人なのか分からない。

WALHALLというレーベルらしいが、調べてみてもよく分からない。USAのAmazonをチェックするとMP3なら売ってた。1951年の古い録音だから海賊ってこともないのかもしれない。カラヤンは「アイーダ」を得意にしていたらしくて、DeccaやEMIにウィーンpoと録音したものが音質もよくて甲乙付けがたい名盤らしい。自分はどちらも聴いたことがない。なのにいきなりこんなCDで聴く。ぶっちゃけこんな古い録音はCD2枚組みだとしても500円は高いかもしれない。

音は時代を考えるとそれほど悪くない。歌手の妙技もよくわかる。序奏はゆっくりたっぷり歌わせて始まる。若いカラヤンの才能あふれたオーケストラドライブ、アクセル、ブレーキ、ハンドルさばきがよくわかる。

実は自分にとって「アイーダ」はアバド&スカラに次いでこれが2枚目。ま、名曲だし2セットあってもいいかと。対訳読みながら全曲を聴き通したのが数年前。ストーリーを憶えているかとおもったけど、何を歌っているのか細かい部分はよくわからない。オペラとか聴く人は歌詞がわかっているのだろうか。

エジプトとエチオピアの戦争が描かれている。有名な凱旋行進曲の部分は、若き司令官とエチオピア王女とその父親国王の陰謀、エジプト王女との三角関係バトルが織り込まれた奇跡の名曲。

だが、最後は墓の中で死ぬシーンとか地味に終わる。すまん、ここは退屈……。

2 件のコメント:

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    自分もオペラは聴くけど、指揮者でもなく、思い入れのある歌手を選ってるだけ。
    オペラ歌手、だれが有名なのかすごいのかさっぱり。
    ヴェルディでも「ラ・トラヴィアータ」はあるけど「アイーダ」は無い。
    しかし「凱旋行進曲」はスペクタクル映画でも見てるような迫力でいい曲ですね。
    ワールド・カップ開催ということで、「オペラ対訳プロジェクト広報室」というブログが、6月14日に下記の「アイーダ」を、各幕毎にYOUTUBEに上げていました。第二幕は字幕がワールド・カップ仕様になってますが。ご参考までに
     アイーダ:レナータ・テバルディ(ソプラノ)
     ラダメス:カルロ・ベルゴンツィ(テノール)
     アムネリス:ジュリエッタ・シミオナート(メッゾ・ソプラノ) 他
     ウィーン国立歌劇場合唱団
     ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
     ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
     録音時期:1959年9月 (P)1959
     録音場所:ウィーン、ゾフィエンザール
     録音方式:ステレオ(セッション)

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  2. SECRET: 0
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    たいていの曲は世界の誰かがYOUTUBEで聴けるようしてくれているのでありがたい。どんな曲だろ?とCD買う必要はなくなってしまった。
    凱旋シーンは日本の古典芸能ではありえない迫力。

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