2014年5月27日火曜日

ピエール・フルニエのバッハ(1972年東京)

Fournier_bach1
20世紀の偉大なフランスのチェロ奏者ピエール・フルニエ(Pierre Fournier 1906-1986)の1972年3月、5回目の来日公演のFM東京用のライブ録音CD(2001 TDK)を見つけた。

500円棚に第1番、5番、3番を収録した第1夜と、第4番、2番、6番を収録した第2夜の2枚ともあったので、遠慮なく両方カゴに入れた。

バッハの無伴奏チェロ組曲は好き。無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータはあんまり聴かないけど、こっちは舞曲による組曲で聴いてて楽しい。ふんふんと鼻歌を口ずさむ。

無伴奏チェロ組曲の全曲演奏会の一発ライブ録音ってどんなだ?全曲を弾ききるって体力的に相当大変じゃないのか?

おっとっと、っていう箇所もあるけどそれも芸のうち。貴重なドキュメント。スタジオ録音の完璧さはないけど、これはこれで勢いがあるし、巨匠の芸に耳を傾ける緊張した聴衆の一期一会。とても味わい深い。いい買い物。

余白でFM放送リスナー向けにフルニエ翁が「コン・バン・ワ!」と挨拶。冒頭にフランス語を少し、つづいてわりと流暢な英語で「来日できてうれしい」とか、バッハの各組曲の簡単な解説を話してる。フルニエの声を初めて聴いた。ただし、第1番と第5番の解説には昔のニュース映像のようにアナウンサーの通訳ナレーションがかぶさってる。

2 件のコメント:

  1. 川崎鶴見U2014年5月27日 23:28

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    バッハの音楽は、どれでも簡潔で無駄がなくてキラキラしていて、頭の軽い私には最適。
    チェロ組曲は、冒頭から惹きつけられて、でもどんどん難しくなって、BGMとなって行くw。
    全部聴いたら2時間以上かかるから、第一番ばっかり聴いているような気がします。
    フルニエ。ちょっとテンポが気持ちいい。
    ライブ演奏CDとは、いいもの見つけましたね。
    この人、藤原真理の先生だとは知っていたけど、奥さん日本人とは知りませんでした。 

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    自分もバッハが一番好き。
    フルニエのチェロ組曲は正規盤が他に3種あるみたいだけど、DG盤は持ってる。フルニエが一番好き。
    クラシックの演奏家って奥さんが日本人って多いみたい。

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