「向日葵」が面白かったので道尾秀介の本を街で仕入れてきた。今度は「片眼の猿」(新潮文庫)。105円で購入。
人には向き不向きがあると思うのだが、この本は自分には合わなかった。探偵ハードボイルド? ユニークな設定とカッコよく面白い会話があれば成立するかと思うが、この本では自分の予想を上回ってくれなかった。著者が自分の感性を上回ってくれない本は、半分読んだ地点で読む情熱を失ってしまう。
高校生ぐらいの読者なら楽しく読めるかもしれない。ちょっとラノベっぽい。それほどリアリティがない。
この本でも著者は活字上に現れないポイントにトリックを置いている。読んでいて違和感のあった箇所を最後に種明かし。そこがこの作家の個性か?だが、肝心のタネがそれほど面白く感じなかった。自分は主人公は超能力者だと思っていた。
自分は買った本は売ったりしない性分だが、この本は売ってこようと思う。
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「あらゆるものの90%はクズである・・・」
「スタージョンの法則」というけっこう知られた格言があります。
なんにでも当てはまるといわれますが、ブックオフの、まして105円(今は108円)コーナーであれば、クズな確率は99%に近いと思います。外れを引いたら、貴重な時間をロスするわけだし。多少でもいい本に巡り合う確率を上げたいなら、350円以上の本を探すしかないのではありませんか?
私は108円コーナーにもめったに置いてもらえなくなったクズも探していますがね。
「あらゆるものの90%はクズである・・でも、残りの10%は、そのためなら死んでもいいほどだ」
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今までカンだけで読む本を選んできて、最近はあんまり読みたいと思う本にであってなかった。
書評は読まないけど、誰かがオススメした本は読むようにしたい。
最近だと「ビブリア」は新刊でも欲しいと思う本だった。