WHAT's IN? ワッツイン 2010年8月号 Perfume

「VOICE」をリリースした2010年の夏に出たWHAT's IN? ワッツイン 2010年8月号を105円で見つけたので拾ってきた。
それほど状態がよくなかったけど、あまり見かけない号なので購入。これも出た当時買ったはずだが、ろくに開封もせずにそのへんに埋まってる。

16ページに渡るPerfume特集記事。パフュオタのマストな1冊。

New Single 「VOICE」Interview ということだが、Perfumeの場合、曲も歌詞もすべて中田ヤスタカが一人でつくってるので、曲が出来て受け取った時のやりとりと解釈と感想が語られることになる。

3人に「機械だと思ってた」と揶揄されてきた中田だが、今後の希望について、話し合いを兼ねた焼肉パーティでは、「すごく積極的に肉を焼いてサービス」してたという。

あ～ちゃん「すごく紳士的！ってびっくりしました。」
かしゆか「意外に大人なんだと思いました（笑）。」
のっち「（高感度が）うっかり上っちゃいました。」

3人は中田の才能は尊敬こそしていたけど、人間としては「どんだけ！」っていうほど厳しい評価をしていたように読み取れる。

この2010年夏前の「焼肉会談」ではドームに向けてのシングルに対する3人の希望が中田に伝えられた。「夏なので、インパクトのある、めっちゃカッコいい曲お願いします！歌モノっていうより、フェスで盛り上がれるような」とリクエスト。中田は「任せて。カッコいいもん作るから」と答えた。歴史のヒトコマ。2010年のRIJFで「VOICE」を自分はいち早く聴けたんだった。

そして、3人個別の「結成10年の思い出」インタビューが重要。それぞれちょっとだけ引用

あ～ちゃん　「つねに崖っぷちな感じで母達におこられてたので、かしゆかも私もいまだに誉められるとどうしていいかわからなくなっちゃうんです（笑）。」「のっちはもう最初っからいちばんおいしいところを持っていくような実力派で、誉められて伸びるタイプ。でも欲がないんですよ（笑）。そののっちを誘ってから、マリオがビューンって飛ぶみたいにPerfumeに拍車がかかりましたね！」

かしゆか　「（辞めたいと思ったことは）いくらでもありますよ。でも、辞める勇気があるかといったらそれもなくて。自信がなくて楽しく思えないときもあるけど、やっぱり楽しいときもある。これまでの10年を思うと、ホント、やってきてよかったと思います。自分がここまで変われたのはPerfumeのおかげ。辞めたい、辞められない、辞めたくない。と、揺れつつここまで来ました。」

のっち　「終わってしまうかもと思ったことはあっても、自分から辞めたいと思ったことはないですね。これからも生きてるかぎり、自分から辞めようなんて思うことはないと思います。」

この3人が広島のアクターズスクールで出会ったことは奇跡といっていい。江戸の天然理心流道場での近藤、土方、沖田に相当する日本史で重要な出来事。

PS. P.T.A.DVD Vol.6 が届いたので見た。このＤＶＤのおかげでＷｅｂ上の動画は見なくなって久しい。ヨーロッパツアーのドキュメンタリーがうれしい。大雪で見れなかったヴァンレンタイン動画配信映像も盛ってほしかった。

ドームDVD買ってない。注文もしてない。それどころか、クリップスDVD、LEVEL3アナログ盤、ドーム写真集、どれもすべて様子見、見送り中。なんか、高価なものを買うことにとても慎重になっている。これが庶民にとってのアベノミクスか。