Cut 2009年1月号 Perfumeの2008年

Cut 2008年1月号がそこに105円であったので購入。特集「2008年を動かした7人」にPerfumeも8ページ取り上げられている。これも出た当時に買っているのだが、部屋のどこかに埋もれているし、安いのでつい買ってしまう。もうこんなことは止めないと部屋が雑誌で埋もれる。Perfumeのアートワークが毎回いつも素晴らしいように、このグラビアも完璧と言っていい。

Perfumeはこれまで何度も過去を振り返る企画をしているのだが、実質ブレイクした2008年以前さえ振り返ればあとはそれほど重要ではない。

2007年の「ポリリズム」でPerfumeはブレイクしたことになってるけど、2008年はGAMEツアー、「love the world」で初のシングルオリコン1位、RIJF初登場、そして武道館があったPerfume史上最も重要な1年。以後6年に渡ってアリーナクラスの会場でライブができるポップアイコンであり続けている。

PerfumeはもうSPEEDもキャンディーズもピンクレディーも超えている。日本アイドル史上で最大の成功者だ。

3人にとって武道館こそが「ぱふゅ～む」時代から、目標として描ける最高地点だった。「今のPerfumeにとって一番の不安はなんですか？」という質問に

かしゆか　「今は、目標がないという不安があります（笑）」

「今までは叶わないものがすごく多かったんですよ。武道館だって口に出せなったし、『Zeppやりたいね』とか、冗談でしか言えなかったものが今年はほんとに全部叶っちゃって。叶えていけばいくほど、目標とか夢って見つけにくくなっていくものなんだなって。 

夢を作り出すのってすごく難しいし、本当は夢ってすごい将来的なもので遠くに向かって走るみたいなものじゃないですか。でも、そういう夢がどんどんどんどん叶っちゃって、『次の夢は？』『次の目標は？』って訊かれるんですけど、そこでもう真っ白になっちゃうんですよ。 

この前、自分で気付いたのは、『目標っていうのはやった後に出てくるものだから今は答えられません』っていうことで、現在地があって目標があって、そこに近づいている途中で、『次の目標って何ですか？』って言われたら、『あれだ』って決めた最初の目標はもう過程でしかなくなっちゃうんです。それがすごく嫌で、そこに向かって一生懸命でいたいし、とにかくそこまでいきたいんですよ。 

そして、そこに立ったときにちょっとポカーンとして、でもその状態からまたでてくると思うんですよね。なにげない毎日を重ねていくうちに、『あ、あれやりたくない？』って出てくるんじゃないかなと思うんですよね。だから、今は“出て来るの待ち”です」

かしゆかの言ってることは正しい。とりあえず目の前の目標を叶えてから次の目標が出てくるのを待つしかない。今の日本の姿と大きく重なる。武道館後、代々木が2009年の⊿ツアーの予行演習で、⊿ツアーが初の東京ドーム公演の予行演習になった。そして今年は東京と大阪で4公演ドームが待っている。ワールドツアーもとりあずやってみたことで次の目標が出来ているに違いない。

PS. 16日のミュージックステーションでPerfumeの3人が初めて、堀越学園の1年センパイ長澤まさみについて言及したことは大注目だった。「セカチュー」によって大ブレイクした長澤は堀越の生徒たちからも羨望の眼差しを受けていた！

たまに目撃しようものなら下級生大はしゃぎ。堀越のジャージの丈が合わないぐらいに長澤の脚は長かったなど貴重な証言を得られた。まさみは幼なじみの結婚式の余興で「シークレットシークレット」「Dream Fighter」を踊ってしまうほどのPerfume大好き女優。

そして、台湾で長澤まさみがWorld Tour 1st を見に来たという「都市伝説」の確証がとれた。

「都市伝説の女」は次回がもう最終回。えぇぇ～、短かすぎるだろ。