このアニメ映画を初めて見てみた。高畑勲、宮崎駿、大塚康生という日本のアニメをつくってきた人たちによる劇場公開長編「太陽の王子 ホルスの大冒険」。
この映画の存在はなんとなく知っていた。自分はジブリアニメの有名なヤツもまだ見ていないものが多いというのに。
岩井俊二監督による2004年の「花とアリス」、これは自分の好きな映画でいろいろな点で抱腹絶倒なのだが、ヒロイン鈴木杏があこがれのセンパイを強引に誘った映画デートで見ていたのがこの「ホルス」だった。
「大冒険」というのは言いすぎだと思った。やたらと歌と踊りのシーンが多い。
序盤のホルスと狼との戦い、魚の化け物との戦いは後の宮崎アニメの主人公たちを予感させる。
ただ、ヒルダが出てきてからはもう本当に退屈。これは子供でも同じだと思う。
1968年というと日本中の学園が70年安保に向けて戦っていた時代。迫っている危機にはみんなで戦う…、原始社会主義の村にやって来た強いリーダーの話。
申し訳ないが古さばかり感じてしまった。各キャラの作画がまったく別の生物ってぐらい統一感がない。
紙芝居?みたいなシーンも多い。この映画でうまくいった部分は後の宮崎アニメに継承されていったんだな。その点で日本長編アニメのエポック。
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最近のアニメはほとんど深夜に流れるので毎日1本以上は見ています。
「西尾維新の物語シリ-ズ」「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」「進撃の巨人」など等。製作のデジタル化による画面の差は昔のアニメがギャグに見えるほど。
創成期の苦労は想像を絶すると思う。手書きだし、金をかけられないし、制約ばっかり大きかったはずだから。でも「ピノキオ」やカレル・ゼマンの映画はいまでも素晴らしい。
さて碇シンジがエヴァのパイロットになるのは、あと2年後の2015年。
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エヴァンゲリオンの世界がもうすぐそこって事実にびっくり。