お祭りわっしょい

メトロックでくるりを前のほうで観た。すごく久しぶりな気がした。すごく楽しかったので忘れないうちに何か書いておく。

直前になってギターが脱退。このニュース聞いたときみんなこう思ったはずだ。「何度目だ？！」って。気がつけば5人だったり、油断してたらまた3人……。そして岸田が数日前になって左手小指の先を包丁で切り落としてしまうというアクシデント！怖っ！

1曲目、デデッデデッデデッデデ…で大歓声の「ワンダーフォーゲル」　ハロ~もグッバイも～サンキュ～もいわなくなってぇ～♪　前のほうへ行ってみんなといっしょに歌う。これぞフェスだったな。

岸田、キーボード弾きながらキレキレだった。トレイン・ロック・フェスティバルも鍵盤弾きながらテンション高めに唄ってた。今日はギターはやっぱムリか……。あれ？やっぱギター弾くの？なんとかなったみたい。

この日は昔の曲もたくさんやって鉄板フェス向きセットだった。「ばらの花」とか「リバー」とか「ロックンロール」とか「Baby I Love You」とか「Morning Paper」とか「宿はなし」とか。

ステージからの眺めが「こんなアーバンな感じのフェスは初めて」（佐藤）だったそうだ。「みんな後ろ向いてみて」ということで振り返ると首都高。東京に住んでるとどうってことない風景だが、京都人にとってこの風景は「キュン」となるそうだ。

「10代の人手を挙げて」でけっこうな数の手が挙がってた。くそ、どうして10代でこんな高いチケットが買えるんだ。10代のうちからこんな楽しみ憶えて…、とんでもない。

ファンファン歌唱で「かごの中のジョニー」が印象的。メトロック終わって2週間たつけど、思い出したように「魂のゆくえ」を聴いている。いい曲だな。このアルバム1年以上まったく再生してなかった。

「東京」が終わって、「たぶんアンコールはないな」と帰ろうとすると、メンバー再登場。みんな慌てて引き返す。「先日、ギターが辞めて世間を騒がせましたが…」「このメンバーでできる曲があまりない」ということでなぜか「お祭りわっしょい」。わっしょいの掛け声の部分をまず練習。この曲はどのアルバムだったっけ？あぁ、2005年の「NIKKI」だ。

ヘッドライナーがくるりって世間的にどうなのか自分にはわからないが、すごくいい気分で帰路につけた。くるりはここ10年ぐらいメンバーの出入りが激しくても、まったくポジションが変わってないように思う。増えもしない減りもしない根強い人気。

東京に毎年こんな楽しいフェスがあるなら、ひたちなかへ行く必要ないなって思った。