2013年6月23日日曜日

古事記を初めて読んでみた

角川ソフィア文庫版「古事記」を読んでみた。おそらくもっとも平易な1冊。小学生でも知ってるもっとも有名なBOOKだが開いてみたのも初めて。本当の古事記は日本語をすべて漢字で表しているので読むのは難しい。

自分は古代日本史への挑戦的な本ばかり読んできたので、古事記が完全なファンタジーなことを知っている。そこに何だかの歴史的事実が織り込まれていて、そこを読み解こうとすることに一定の意味があるとは思うが、実際に古事記を読み通すとそれもムダかなと思う。日本人として基本的な用語は押さえておきたい。それだけ。

戦前の教科書では神話時代も仁徳天皇も歴史として教えられていた。ということは受験生は暗記してた。なんということを……。

仁徳天皇のエピソードの創作っぽさがひどい。登場人物がみんな「鳥」の名前。みんな適当に作られたキャラ。「皇后」の人間性が酷い。ま、ぶっちゃけ仁徳から武烈までは創作だが、殺し合いが多すぎ。

日本神話の部分はほぼ初めて読んだ。知らないことが多かった。最初の夫婦イザナキ・イザナミは原始の婚姻を表しているんだと思うが、柱をぐるぐる回る箇所とか何を表しているのか不明すぎ。日本の神々にイジワルな兄弟多すぎ。

2 件のコメント:

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    はじめの方はブラックなギャグ?
    なにげにオオクニヌシは最初から苦労していますね。
    イザナギとイザナミが天の御柱を左右に回って男が先に声をかけたらOKというのが、当時の結婚式のトレンドだったんじゃないでしょうか。
    諸星大二郎や「火の鳥」の影響で、口語訳を読んでもイメージが絵で浮かぶから便利。
    私の一番の興味は「古事記」全3巻セット・・・初回版は何セット作ったのかということですね。
    あと、COPYは(写本は貸し出し?)1部いくらだったか。

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    あ、最古の写本でもそんなに古くないんですね。初版本、あればとんでもないお宝だ。始めのほうはなんのこっちゃわからん。

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