箱の裏を読むと、this is the complete soundtrack と書いてあるので、そこまで読んだだけで何も考えずに買ってしまったのだが、続きがあった
- music,dialogue,sounds of Jean-Luc Godard's Nouvelle Vague,premiered at the Cannes Film Festival in 1990 とある。1990年にカンヌで「ヌーヴェルヴァーグ」という映画が上映された。このCDはその「ヌーヴェルヴァーグ」という映画のセリフやら音楽やら自動車のエンジン音やらノイズやらそのままプリントした1枚。ようはつまり映画を音だけで聴いているだけのもの…。これでサウンドトラックといえるのか?ヌーヴェルヴァーグが映画のタイトルだったとは思いもよらなかった。
With music by Dino Saluzzi,David Darling,Paul Hindemith,Arnold Schoenberg,Paul Giger,Patti Smith,Meredith Monk,Heinz Holliger,Werner Pirchner って書いてあるから「面白そう」って思ったけど、断片的に風に乗って聴こえてくるような感じ。トラック番号もなく「何分何秒のあたり」って書いてあるだけ。これは自分には必要なかった…。おそらく、この映画を観ることもないだろうと思う。フランス語学習か部屋のインテリアにしかならない。
SECRET: 0
返信削除PASS:
ゴダールもあれこれ観てますが、「女と男のいる舗道」ぐらいしかサントラ・イメージはないですね。初期はジャズぽかったけど、私の好きな「男性・女性」などのコラージュ映画では音楽の印象すらない。
仏映画で輸入盤コーナーとかで見かけるサントラでは、フランソワ・ド・ルーベがいいですよ。
もともと映画関係者で、たまたま作曲者が間に合わなくて作ったところからスタートしているから、およそプロではありえない音の作り方をする。不協和音と変調が混じって、そこに哀愁の美メロが入ってくる。
口笛の美しい「冒険者たち」とか「サムライ」、「さらば友よ」、「スクムーン」、「ラムの大通り」などなど映画も素敵だったけど曲だけでも一聴の価値あると思いますが。
SECRET: 0
返信削除PASS:
いやあ、勉強になります。
次はまさに「男性・女性」を見ようと思ってました。