だが、自分はこの映画は10代の長澤まさみを鑑賞するためだけの映画だったと思う。見ていて面白いことはまさみ以外に何もない。
まさみは主演が決まったとき「タッチ」を知らなかった。以下一部を引用
よく年上の方に「南ちゃんを演じるのは難しかったでしょう」って訊かれますけど、「タッチ」が大人気だった頃に生まれたので、私はブームを知らないんです。だからプレッシャーは少なくて、自分なりの南ちゃんのイメージを作りやすかった。私にとっては「世界の中心で、愛をさけぶ」の方が、現在流行っている作品なので大きなプレッシャーがありましたそして、無表情で感情をまったく表さない「南ちゃん」を演じる、18歳の女優まさみの監督とのかけひきについて
女ゴコロの入ってくるシーンでは、たとえ監督の指示でも「そんなんじゃない」って思うことはあります。だって監督は男の人が多いので女の子の気持ちなんてわかっていないって思うから。もし私がこうだと本当に思うことがあれば、演技ではそこだけやらなかったりも。もちろん聞く耳を持たないといけないので、監督の言葉はちゃんと聞きますけどさすが俺のまさみだ。最後にまさみが「野球」について語っているひと言を紹介したい
「私はサッカー王国の静岡出身だから、野球はおじいちゃんたちがラジオで聞くものだと思ってました。」静岡は野球世代とサッカー世代の間のギャップがひどいって聞いた。自分は「野球(神)とサッカー(仏教)の神仏習合で日本のスポーツは成り立っている」と思っている。こういう言わないでいいことをまさみは言ってしまう。
PS. 6月3日はまさみの26歳の誕生日。最近のまさみは女優としての野心とキレイになることへの専心の度合いが高いと感じる。まさみの面白さが特別なのは静岡でのびのびと育んだ「小学生男子」的側面なのだが。最近いろいろウワサを聞く。今度ばかりは土俵際に追い詰められてる……。その時が来たら、自分は朽ち果てるように絶えるかもしれない。
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あだちマンガは日本の伝統「腹芸」の世界。
登場人物は主役から端役まで、表情と内面が一致しない。
無表情の場合は衝撃を受けているか葛藤している。笑顔でも心で泣いていることもある。
そこは柱でも蹴ってくれるか、阿吽の呼吸で読み取るしかない。副音声でもあればいいけど実写は難しいでしょう。不幸にしてまさみ「タッチ」は未見なので、こんな腹芸をどんな映画にしたのか興味深いです。結果はブロガーさんの感想からも想像付きますが。
まさみ発言。
親の実家が静岡県。とにかく気候がいいので、みんな気を使いません。
そもそも静岡県人に「タッチ」の世界は存在しないのでは。表ばっかで裏はないし。
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「あだち充は世阿弥である」という本が気になってます。たしかにタッチは「能」かも。映画は野球実況アナがいちばん喋ってるのがちょっと…。
静岡は常に富士山が絵のようにハッキリそこにあって、「ちびまるこちゃん」がデフォ。まさみに裏表があるとか計算高いとかは誤解。