この映画を見たらぜったいにフォトブックが欲しくなるに違いないのだが、「タイヨウのうた」フォトブックはAmazonの中古マーケットプレイスで購入可能だがやや高め。映画にもページを割いてもらいたかった。
かつてrockin'on版「タイヨウのうた」フォトブックよりもレアだと思っていた「A Song to the Sun Invitation Book」(SDP版) は人気薄なせいかやや安価だ。それでも定価1,000円が出せるギリな内容だと思う。この本ですらなかなか入手が難しいが、無理して手に入れるのは慎重にしたい。
YUI本人によると「タイヨウのうた」のインタビューは300本受けたと語っている。そこまでい行くと他と変わった話題を出すのは難しい。では「A Song to the Sun Invitation Book」から少しまた引用したい。ここでは守屋・石田プロデューサーと小泉監督がYUIについて語っている箇所に注目
守屋 最初は、なぜ自分が映画、それも主役をやるのかという部分でかなりのとまどいがあったようでしたが、すごいのはそれをやるべきと思い定めてからの集中力の高さ。それも、自分に非常に近い薫という存在を、無自覚に演じてしまう、というのではなく、観る側にどう伝えたらいいか、つねに考えている点に感心しました。YUIの学習能力の高さは、ギターを初めてさわってから半年で曲づくりを始めていた点でもわかるのだが、それにしても特別な才能だ。映画作りの現場の人間でさえ予想しなかった化学反応を起こした。映画に軌跡をもたらした……。この映画を観る前はまさに自分も「また難病ものかよ…」って考えていたひとりだった。次に「Good-bye days」製作に当たってHISASHI KONDO(Sony Music Records Inc.)が一文を寄せている箇所があるので引用したい
小泉 クランクイン直後は、一人のシーンがほとんどだったこともあって、演技の指導についても「あっち向いて」「こんなふうに走って」というような言い方でしていたんですが、それがある時点から薫を理解したというか……感情をきちんと説明したうえで、細かなニュアンスを演じてもらうことが、どんどんできるようになっていったのには驚きましたね。
守屋 とりわけ、ほかの役者さんとからむ、セットでのシーンあたりから劇的に変化したよね。自分の音が出せるという意味で、彼女にとってはセリフや演技のやりとりも、音楽でいうセッションの感覚に近いものがあるのかもしれない。
石田 実際、バス停での孝治との2回目の出会いのシーンとか、見ているこっちが「これは薫なのか、それともYUIなのか?」とわからなくなるくらいだったし。スタジオでのシーンの表情は、彼女でなければ絶対に出せない迫力で、いつ観てもゾクッとさせられるよね。
小泉 恋愛ものや難病ものといった、先入観をすてて観てもらえるとうれしいです
YUIの担当ディレクターとしてドラマのテーマソング制作や映画を観てからの書き下ろしなど、イメージのすりあわせをしながら完成までのサポートをしてきたことはこれまでもある。名曲誕生の現場はこんな感じだった。この二人の二人三脚はこんなにもうまくいっていた…。そして、映画撮影終了後に「FROM ME TO YOU」の製作に入る。KONDO氏のライナーノーツがある。「feel my soul」に関して興味深いことが書かれていた
しかし、今回は原案になっている映画「つきせぬ想い」のだいたいのストーリーは知っているものの台本もなければ、当然キャストも決まっていない段階から内容とも大きく関わる主題歌を創り上げなければならなかった。
あらためて思ったことだが、YUI本人はとっても“勘がいい”と思う。僕が打ち合わせしてきた内容を話しているそばからその場でギターを抱えてすぐにたくさんの曲調や歌詞を提案してくる。そしてそれが“どれも的を射ている”!
深夜、思いついた楽曲のイメージを丁寧な文章ではあるもののとにかく書き綴ってメールしてくるのだ。そしてそれが“どれも的を射ている”!だから僕は二人の間でとても早い段階から素晴らしい楽曲を創り上げられる確信を持っていた。
この曲はだいたいの骨組みができていたところから、歌詞のツメや新しいDメロ、間奏のパターン違いなどをドラマプロデューサーからの要望にも応える形で作業しました。日本語だったタイトルもfeel my soulとして、スピード感を感じられるアレンジへと組んでいきました。ちなみにドラマに合わせてマスタリングを3回やり直しました。今日我々が耳にするfeel my soulがメジャーデビューに合わせて大きく作り変えられたものであることは以前から知っていた。YUIはデビューしたときからタイアップというものが自分以外の他人の意見に合わせることだと知ったことになる。自分の作った曲がAメロ、Bメロ、CメロそしてDメロとなって歌詞を書き足し、間奏が付け加えられ……。まあ、8年こういう製作を続けた。そして今……完全に自由を手に入れた…?
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グッバイは撮影のどの時点でどこまでできていたかを検証して欲しいところでもあります。
撮影日記からある程度推測できなくもないですが、ちゃんとしたものを。
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うーん…これだとコーヒーとリンクしてしまう…この辺りからすでに苦労していたのでしょうか。
FNS歌謡祭でmiwaと共演した時に、miwaが歌詞を間違えたのが印象的でした…(わざとだと思います。)
正直、自分はお涙ちょうだいものと恋愛ものは、敬遠していました。
この映画の存在(YUIさんが映画に出演していたのは随分前にしっていましたが…)は約半年くらい前に知りました。
管理人さんに勧められ蔦屋で借りても、少し抵抗があり「リンダ・リンダ・リンダ」のあとにすぐとはいきませんでした。
観ていくと以前、幼馴染みがYUIファンで、踏切でのキスシーン(MVだったような…)をみてショックを受けていたのを思い出し、あっ!これか!!と、うらやましがりながら見てました。
これを観てGood-bye daysっつうのが劇中歌なのを知りました。これほどのめり込んだ恋愛ものは、電車男(ドラマの方)以来です。
その製作陣のインタビューを観てちょっとショックです…そういったものをたどれば、いかに苦労してきたのかがわかるのかもしれませんね。
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私はyuiさんに嫉妬してばかりです。
本当に素晴らしい才能の持ち主ですね。
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わざとなわけないですよ(..;)
miwaは曲をほとんど聴いたことないので、好きでも嫌いでもないですが、僕らの音楽での対談やFNSで何度もYUIさんを見つめて嬉しそうにしてたんですから、そんなことないですよ。
��YUIさんのミッキーとドラえもんはヒヤヒヤしましたが(笑))
私は、A Song to the Sun Invitation Bookは持ってますが、ロキノンの方のフォトブックは持ってないと思うので、ちょっと気になります(>。<)
やっぱり、タイヨウのうたは辛い面の方が大きかったですよね…
踏切での薫の自己紹介のシーンのメイキングで、孝治を突きとばしたあと、そのままセリフに入ると言われ、戸惑い、セリフが出てこなかったYUIさんを観ると、辛くなります。
私は、Good-bye daysよりI remember youほ方が好みですね。
特にイツハピのあと聴くのがいいですよね。
「誰の為に生きているの?」
「だけど思うんだ 誰かのためにきっと僕らは生きてる」
素晴らしすぎる構成ですね。
「YUIというミュージシャンとして、後ろを向かず前を向いて生きていってもいいですか?」なんて…
タイヨウのうたの雨音薫の気持ちに一区切りつけるためにそれを曲で示すとこがかっこよすぎます。
P.S.ブロガーさん
ついこの前渋谷のブックオフで手に入れたYUIさん初登場のMUSICAに私の知らないI will love youの説明書きがありました。
��気付けばもう記事にされてましたが…)
雑誌探しは尽きなくて、楽しいです(^^)/
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飲めないコーヒーが飲めるようになったんですね。
ちょっと意味深ですね…
JapanJam
本人が楽しいと思えたならなにより(≧▽≦)
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>mmk さん
それは難しいなぁ。
>らんまる さん
そういうPOPミュージックのお約束もわりと重要で、そういう構造があるからこそ初めて聴く客でも乗れたりする。次のライブはさらに多くの人が聴くことになるけど、反応やいかに。
>もも さん
自分も嫉妬から解放されたことはないよ。
>とあるバスケ部 さん
あぁ、《いつも恋が走り出したら あたしはネガティブな夢に 苦しんでたの》についてのコメントか!
ダイアリーか!JapanJam楽しかったのか。コーヒーが飲める…。男の影響か……。
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��mkさんのご意見に沿って
メイキングは2本あるが「YUIと薫のうた」より特典ディスクの方が、YUIの撮影日記と同じく時系列に沿っている。
��月13日。撮影スタート。
��月17日。駅前。「It's happy line 」
��月21日。踏み切りで孝治に告白。
��月23日。「SKYLINE」レコーディング。
�� (映画30分過ぎ)バス亭でYUI語で「Good-bye days」を歌う。
��月27日。「来たら殺す」
��月28日。指が動かなくなるシーンでは鼻歌で「Good-bye days」のサビを歌っている。
��0月1日「Good-bye days」(仮歌)レコーディング。
��0月6日。ビブレのストリート撮影。
��0月8日「Good-bye days」レコーディング。
��0月20日「Good-bye days」本チャン・レコーディング。
��0月27日 海岸で初のデイシーン。(防護服を着ている)
��0月26日。ビブレのストリート撮影。YUI撮影終了。
この流れなら、9月末にメロディ完成。10月初旬に歌詞完成と考えられる。
多くの作曲家丸ごとパクるのに対し、YUI様はイメージベースとして活用する。
「I'll be」は「Let It Be」の間奏、「It`s all too much」はベンチャーズの「Diamond Head」の前奏の見事なアレンジ。これは職人芸でしょう。私は「Good-bye days」のベースは「オズの魔法使い」の「Somewhere Over The Rainbow」だと思っています。これは似ているんではなくイメージが近い。たぶん映画の好きなYUI様らしい天才的な閃き。美味しいところのイメージが似ていても曲は違う。彼女の曲ははじめて聴くのにどこか懐かしい。当然の結果だったのです。
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酔っぱらって帰ってきたせいか支離滅裂なことを大量に書いてしまって申し訳ありませんでした。妄想中の「It`s all too much」は「Diamond Head」の前奏ではなくイントロです。
あと5月5日のドクツボに珍しく ゆさん の記述がありました。
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すごい。この国にはいったいどれだけYUI研究家がいるんだ。
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確かに、miwaはこの曲のカバーをしていて歌詞も全部知っていたのだと思い込んでました。あっ!やっちまった!!っつう顔がなくて、わざとかなと勝手に思ってました。
miwaのカバー曲では、ブルーハーツの青空が大好きです。miwaってこんな歌もカバーするんだ!と、ひとりで盛り上がっていました。youtubeにあがってるはずです。
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あっ、自分はそんなにmiwaが好きではなく、たまたまブルーハーツの青空を調べたら出てきただけです。
それにしても、川崎鶴見(有)さんのデータが凄いです…。
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個人的には、「Good-bye days」は恋愛の歌なんかではなく、決心の歌だと思っているのです。
YUI LOCKSでも決心のお手紙(?)ってありましたよね?
最初の「だから今~」って普通に日本語で考えたらおかしくないですか?
だから、の前に薫と孝司の色んな話があって、「でも」「だから」「その後に必ず来る別れも悲しみも」覚悟をしたうえで会いにいくんだっていう歌なんだと。
だから、どういう過程で歌がつくられて、あの歌詞はいつできたのかが気になっていて、
ことあるごとに「あの歌は薫が作った歌」とか「歌う時には薫がいる気がする」とコメントするのだと思います。
��個人的な考えなので、受け止め方は人それぞれで良いと思います)
あ、miwaの間違えはわざとじゃないと思いますよ~。そもそも歌った場所だけならあんな間違えはしないはずなので。
曲全部をさらっていてこその間違えですね。
岩崎さんのあれはちょっと悪意というか、もやもやをぶつけた感を感じちゃいましたけどね。
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フラフラの音源聴きました。
今まではブロガーさんなどの文面でしか感じられなった歌ですが、こんな方法でしか聴く事ができない。
"平等なんかじゃないよ 気付いているはずなのに" 、悲しい。
でも惹かれてしまう。
不思議ですね。
最初RADWIMPSに近いと思いました。
ややパンク色が入った…。
相談するほどですから、影響はあるのでしょうね。
今までをJ-POPの王道という言葉が似合う曲と言ってしまえば、フラフラは、人間の淀んだ感情が感じられる曲であると、"私は"思いました。(表現の仕方が悪いかもしれませんが…)
YUIさんは、綺麗な人間と思われるような曲を表に出してきました。
そうするように、させられたんだと思いました。
でもやっぱり淀んだ感情もあるんだと
完璧な人間ではないんだと
安心しました。
早く他の音源も聴きたいです。
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自分もその音源聴いたお。意外に音質よかった。録音したのはときどき聞こえる会話からおそらく香港の人…。こんなにも音が聴けないバンドって他に知らない。やむをえない…と思う。パソコンで聴くとすごく良い曲に聴こえた…。