民家のような拝観申し込み窓口のインターフォンを押してしばらく待つと、中からおばあさんが現れる。「洞窟ですか?」と聞かれるので拝観料大人一人300円を払うと、マッチと、先にクギが刺さった竹べらにローソクをセットして渡される。
6年前は「どうせたいしたことないんだろう」と入り口に書いてある看板も読まずに洞窟に突入して恐怖のあまりパニックになってしまった。
明治の初めごろ内部に石仏が設置される以前は古墳だったらしい。内部は完全に真っ暗闇!照明設備は一切なし。それほど広くない横穴をローソクの火だけで進むのは無理がある。ローソクの火は周囲20cmぐらいしか照らせない。しかも内部は道が枝分かれしていて階段や池まで現れる。これは道に迷い遭難してしまう!と感じて急遽道を戻り外に出て看板の地図を確認したのが6年前のわれわれ。「お化け屋敷」よりも怖い洞窟として有名。
6年前の反省から懐中電灯を持参した。これ、必需品!おかげで内部の様子をじっくり探検してきた。2回目の経験者である我々でも、懐中電灯があってもやっぱり恐い!入る前に看板をじっくり読んで内部の地図を頭に叩き込もう。もしくは地図をケータイで写真に撮ろう。じゃないと内部ですっごく不安になる。これが宗教体験というものか……。なんちゅうもんを作ってくれるんや…。
しかも、ローソクは30分ほどで燃え尽きる。中でローソクの火すら失ったら、この世界で自分ひとりだけになったような感覚になるだろう。お化け屋敷よりもはるかに恐い。けっしてひとりだけで行ってはいけない。数人で行く場合は前を歩く人の背中にローソクの火を点けないように注意しないといけない。
しかも、内部には石仏だけじゃなく白蛇の石像まである!さらに不運だと壁に巨大ゲジゲジを見てしまうこともある!不気味すぎる。
というわけで、近くの人は一度は体験してみても損はないオススメの体験スポット。T君がすばらしいスライドショーを作ってくれたので、行く場合は事前に見て心の準備をしたほうがいい。
PS. ショック!2013年12月に再び別の友人にこの洞窟を見せてやろうと再訪問したのだが、なんと、弁天洞窟が「無期限閉鎖」になってしまっていた。どうやら、安全面で不安に感じるようになったらしい。
なんということだ……。
こんなすばらしい場所を体験できないなんてもったいない。稲城市の宝なのに。
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こんな場所があるなんて…
歴史の重みが不気味さに拍車をかけますね…
ローソク消えたら多分自分なら失神します…
でも行ってみたくなってしまいました(笑)
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臆病者のくせに暗いとこ好き、トンネル大好き。洞窟大好きです。
池まであるなんて、まるでプレステの世界。キングスかFFのダンジョンそっくり。
スライドショーが怖い。蝋燭の使い方がホラーです。
59秒あたりで蝋燭の前にぼっと見えるのは人影?
ぜひぜひお邪魔したいです。
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素晴らしい探検記♪。
これ以上の日記を書けないので、私のブログにそのまま引用してしまってよいでしょうか(^_^.)?。
あと、スライドショーが怖くなってしまってすみません。59秒あたりを調べるだけで怖いのなんのって(^_^.)。
もし、人影が写ってるとしたら・・・・。
幽霊とかではなく私の前を歩いてたブロガーさんです(^_^.)。
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ひとりで入る勇気はない。懐中電灯も忘れずに。ローソクだけじゃどうにもならなくなるはず。