テルマエ・ロマエ （2012）

久しぶりに見るのが楽しみでしょうがなかった映画を見た。アニメ版が異常におもしろかった。古代ローマ人が現代日本にタイムスリップして風呂文化を学ぶという荒唐無稽な漫画原作の映画化。もうDVDになったので見ることができた。

当代きっての人気俳優・阿部寛。これまでに多くの役を演じてきたが、「古代ローマ人」までもが新たに加わった。

古代ローマ人が日本語を話していたりする不自然さ！北村一輝、市村正親、竹内力、 宍戸開。顔の濃い日本人俳優終結！バカバカしくもありツッこみどころ満載だが、この映画は楽しかった。

一方、ありとあらゆる役を一通り演じてしまい結婚、人気女優の座から去ろうとしている上戸彩。売れない漫画家、派遣もクビ（言い分も聞かずいきなりクビはないだろう）になり田舎の旅館へ出戻るも経営が立ち行かずお見合いに……というヒロインの現実が見ていて切なかった。

自分は以前上戸彩がすごく好きでたいていのドラマは見ていた。自分の見たところおそらく上戸彩はアイドル史上もっとも性格がいい。（極個人的意見）　

近年はまったくドラマを見なくなっていたので上戸彩も自分としてはほとんど見ていなかった。この人は自分の中ではずっと「金八」の鶴本直であり、「エースをねらえ」の岡ひろみのままだった。

さんまと共演した沖縄戦のドラマもよかった。北村一輝とは親子を演じたこともあった。この映画の上戸彩もめちゃくちゃ可愛い。一晩勉強しただけでラテン語が話せるようになるとかあまり突っ込んではいけない。

古代ローマのシーンでは全編イタリアオペラのアリアが流れるテキトーさ。まあ、風景に合ってるのだからしょうがない。クラシック好きは「この曲なんだっけ？」と気になりまくる。

ハドリアヌス帝は「世界史」必須人物。