週末、友人と紅葉を見物に足尾へ行ってきた。紅葉で有名な場所はどこも大混雑するので足尾を選んだのだが正解!何処へ行っても空いていた。足尾という町は独特な雰囲気がある場所でそれはまた別の機会に記事にしたいが、今回はすばらしかった紅葉についてのみ書きたい。
足尾はもちろん銅山で有名。古河財閥の創業家に多大な富をもたらし、この国の近代化に大きく貢献した。ここは古河家の足尾の迎賓館とでも言うべき「古河掛水倶楽部」。入場料400円で当時の栄華をしのぶことができる。ほとんど皇族レベルの洋館だ。こんな洋館は江戸川乱歩の小説でしか出てこない、庶民とはかけ離れた別世界。
足尾の銅は最盛期で国内の40%をまかなっていた。鉱都足尾と呼ばれた。この場所は15時までなので注意。
足尾の中心部から車で山の奥地へ入ると、そこは錦秋の世界だった。ここは銀山平公園キャンプ場。ここにテントを張った。我々以外に1家族来ていたが、土日なのに他に誰もいない。ほぼ独占。
秋の服装で来てしまい寒さに耐えなければならなかった。夜は冷え込んだので、となりの国民宿舎の温泉へ。ぽかぽかと温まるとテントへ戻って寝てしまう。キャンプ場に来る前に足尾の集落の食料雑貨店で買っておいた「はんぺん」をテントの別室に置いておいたら、イタチに持っていかれていた……。夜、寝ている間もテントの周りを野生動物がうろうろと食べ物をあさっている気配がした。
土曜は気持ちよく晴れていたのだが、日曜日は目覚めると雨が降っていた。前日に着いたときすでに15時を回っていて暗かったので、「写真は明日撮ればいい」と考えていたら、翌日は雨でどんよりと暗い。
雨なら雨でまた違った紅葉が楽しめる。
朝食を済ませると、傘を差しながらiPhoneで写真を撮りまくった。
深山幽谷、そして鮮やかな紅葉。足尾は人がいなくてオススメだけど車じゃないと移動が大変だ。銅山は次回に。
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