2012年10月28日日曜日

JGM vol.066 YUI 特集号

YUI を特集したJ groove magazine (ジェイロックマガジン社)の存在はかなり以前から知っていたのだが、数年まちの古本屋をチェックしていてもまったく見かけていない。しかし今年の夏の初めごろ、日々ネタ探しをしているうちに、どうしてもほしくなってしまい、都内某所の音楽雑誌を扱う古書店に「ひょっとしたらあるかも~」とふらふら出かけたら、なんと1冊あったのだ。1,000円!今まで手に入れたYUI雑誌で一番高かったのだが、送料をあわせればそのぐらいはかかるはずだと自分を説得して連れて帰った。

2006年4月号なので、当時リリースされた「FROM ME TO YOU」に関するインタビューが中心なのだが、写真14点をふくむ14ページにおよぶ表紙巻頭特集であること知りびっくり。

ただし、BPASSやPATiPATiで同じ時期のインタビューを読んでいる自分としては何も新しい知識は得られなかった。ビーイング系のアーティストを扱う雑誌ということで、「はじめまして」という意味もあったのかも。YUI基本知識からインタビューが始まっている。どれもどこかで読んだことのあるものだ。YUIもよそ行きでかしこまった感じだ。いつものようにすこしだけ引用してみたい。 インタビュアーはこの雑誌のばあいSATOKO YOSHIDA

■YUIさん自身が作詞・作曲されたものと提供された曲に違いはあります?作り方の部分でとか。
YUI いろんなアーティストのデモ楽曲を聴いていた中から、この曲カッコ良いなと思いながら選んでいったのがCOZZiさんの4曲だったんですよ。だから元々音源があるものを聴いていって、その上に歌詞を乗せて。あと歌詞に関しては2曲、yukamatsumotoさんが乗せてるものを、もっと自分らしい表現に変えさせてもらったりとか。自分の曲の場合は、自分でイメージを固めていって、アレンジの希望を伝えながら作っていって、その後に詩を詞を乗せていきます。
■COZZiさんの曲との出会いはいつ頃だったのですか。
YUI 上京してからすぐですね。オーディションに合格する前はもちろん自分だけで曲作りしてましたが、オーディションに受かって、東京と福岡をレコーディングで行ったり来たりするようになってからは、レコーディングスタジオとかで、たくさんのアーティストの曲を聴かせてもらう機会がありました。「TOKYO」もそのときの1曲です。聴いててスーッとメロディーが入ってきて、上京のときの気持ちとリンクしていったので、すごく自然に歌詞も書き上げることが出来ました。
■「TOKYO」はYUIさんが上京してきた2004年9月に作られたもので、今年1月のシングルリリースの際に、その当時録音した弾き語りの音源にピアノと生弦を添えて発表されたそうですが、約1年ぐらい経った音源を今改めて聴いてみていかがでした?
YUI すごくリアルに思い出します。やっぱりこの歌を歌ったちょっと後とかに聴くとなると、あまり聴けなかったと思うんですよね。感情が甦ってきたりするのが怖いというか。けど今となって聴くと、そうやって覚悟とかしている自分が逆にすごく励みになりますね。忘れたらいけない感情ってあるなと、今なら思えるかな。それにこの曲で上京してきて、今も自分がここで歌っているっていうのはすごくありがたいなと思う。いろんな人に対して。

「感情が甦ってきたりするのが怖い」は気になる表現だ。2004年9月ごろの上京とその後のスタジオと自宅を往復しながらの楽曲製作していた時期は自分が想像していた以上に不安な日々だったのかもしれない。

「タイヨウのうた」の撮影に入ったころ以前の関係者の証言などを聞くと、YUIはまったく笑わない女の子だったという。YUIが笑っている写真も映像も2005年以前はあまり見たことがない。TOKYOを歌うとその当時をたまに思い出すのかもしれない。

1 件のコメント:

  1. 新宮の町内会長2012年10月29日 0:54

    忘れてほしくない原点ですね。
    ラップの♪見たいな
    ソウルフルな感じ?

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