前々から見ないといけないとは思っていたが、なにせ内容が下品そうなので見ないでいいかと放っておいた。高校生が夏休みに「フリーセッ〇スの島」を目指すというみうらじゅんの自伝的小説の映画化。
キャストが渡辺のほかに銀杏峯田、くるり岸田が出演しているのでちょっと気にはなっていた。
それに日本サブカル界の2大変態オヤジのみうらじゅんとリリーが手を組んでいるのも気になっていた。臼田あさ美も邦楽ロックシーンに異常にくわしい女優筆頭として有名。
自分は一度だけ黒猫のステージを見たことがあるけど、渡辺君はこんなにこどもっぽかったか?と思ったけど、この撮影当時17歳だった。そりゃ当然だ。ステージだとずいぶんと大人に見える。
主人公の家庭教師岸田。よりによって何ていう家庭教師を引いてしまったんだ?って思った。全然勉強になってない。
ユースホステルのスタッフ峯田も役にぴったり。70年代の若者はみんなこんな長髪に髭だったのだろうか。
そして臼田あさ美が最近気になっていた。この人はとてもユニークな感じがびしびしと伝わってくる面白い人だ。「遊んでる」短大生という役どころ。主人公を「フリーセッ〇ス」とニックネームで連呼しホテルに誘う。
水着姿までも披露してしまっている。毛の話とか実際に映像で見せるのは趣味が悪い。どうしてこんな役を受けてしまったんだろう。
リリーは威厳のあるフツーのお父さんだった。主人公の初恋の石橋杏奈がこの映画でも可愛い過ぎ。
男子高校生が1年の夏休みに出会う大人なアニキやら年上の女性のお色気、恋、ロックという青春映画としてまあ佳作。
文化祭の演奏シーンは爽快だった。仏教系男子校スクールデイズも驚きだった。渡辺大知の演技が新鮮だった。
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