Ray 2008年9月号 SUMMER SONG

女性ファッション誌は2年経つと入手が古本屋では難しくなる。ブックオフでは古いファッション誌はほとんど置いていない。2008年の夏、突然の休養を宣言する直前に撮られた女性ファッション誌Rayの「Recommend Girl」1ページ。とても不思議なポートレイトだ。感情がまったく読み取れない少女の顔。こちらからは瞳の奥が見通せないが、こちらをじっと見透かしている無表情のYUI　ミステリアスだ。意外に本人は「何も考えずぼーっとしてる」というかもしれないが。

テキストには特に内容がない。新曲の聴き所の紹介だ。本人の「SUMMER SONG」の解説のみ紹介しておく

「この曲自体は3年くらい前に作った曲なんですが、すごく夏っぽい曲だなっていうイメージがあって、いつか夏ソングとしてリリースできたらなって思ってたんです。歌詞は、前作の『Laugh away』で春に誰かに抱いた思いをこの『SUMMER SONG』をきっかけにぶつけてみようよ。そんなストーリー的なつながりももたせたくて書いたんです。どちらかというと夏のラブソングというよりは真夏の青春ソングって感じかな。歌詞にある『真っ赤なブルー』っていうフレーズもそんな気分で、甘いもすっぱいも入ってる言葉が欲しいなって思ってたところに浮かびました。設定は学生っぽいけど、こういう気持ちっていくつになってもどこかにあると思うし、この曲でみんなの『夏をおもいっきり満喫しちゃうぞ』っていう前向きなスイッチをオンにできたらいいな」

このスタイリングはだてっちだが、2008年の夏ごろ、YUIは黄色い衣装が多かったように思う。