初の主演映画「天使の恋」を今まで何度も手に取ったものの、「おそらく絶対につまらない」と棚に戻す動作を何度も何度も繰り返してきた。ケータイ小説がいい大人の鑑賞の対象に耐えないのは目に見えている。
しかし、もう見たいと思う日本映画というものがほとんどない。消去法でついにこれを借りて見てしまった。心の準備はできている。心にトラウマを抱えた少女が本当の恋に出会ってやがて…、というマンガ的展開なの予想がつく。
予想適中。ラブサイケデリコの音楽にのせて、援助交際をスタイリッシュに描いて、それでどうする?!さすがケータイ小説は盛ってくる。
援助交際、イジメ、レズビアン、自殺‥なんでもありだな。原作があるからなのか盛り込みすぎで長く感じた。谷原教授との恋愛1本に絞って短くコンパクトにまとめてほしかった。
女優としての佐々木希を初めて見た。実際にお人形のように可愛い佐々木にさらにキャピキャピJKを演じさせているのが見ていて恥ずかしくなってくる。地下鉄ホームや図書館のシーンとか日本史のテストをオマケで100点にしてもらうシーンとか。
シャツの大きさ、スカートの丈、緩めたネクタイ、ヘアスタイル、5ミリのズレも許されない絶妙の完璧なスタイリングだ。
どのカットをとってもカンペキに美しい。こんなJKは実際には存在しないだろう。これを見るだけでこの映画につきあう価値はある。
心にトラウマがあってかわいけりゃ何をやっても許されるのか?宗教の勧誘みたいで怖い!と思っていたら案の定。援助交際で得た真の友情!こんなにスタイリッシュで輝いてる私たち!えぇ…。大人はどうしてこういうJK映画を作るのだろう?
加賀美演じる佐々木の女友達(恋人)が戦国武将Tシャツにテンションあがるところが可笑しい。うぉーー!って(笑)。
PS. 佐々木と友人たちが援交へ出撃する前線基地のカフェが一目で自分がよく知っているカフェとわかってびっくりした。
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