ANGELA AKI MY KEYS 2006 in 武道館 DVD

日本武道館の長い伝統の中で、ピアノ弾き語りのみでワンマンをしたのはアンジェラ・アキ（当時29歳）が初めてだ。これはそのときの2006年12月26日のドキュメント。この数日後には紅白に初出場している。

天上の日の丸の下にピアノを置いて、360度観客が取り囲む配置。14,000人が見守った。5年以上たってようやくこのDVDを観た。友人から借りて。自分はこの翌年の2007年のMY KEYSを友人のおかげで観に行けた。それほどこのアーティストを聴いてないけど。2007年もこの2006年のスタイルを踏襲。びっくりしたよ。この人のピアノと歌唱の安定度の高さに。

この映像作品も一発録りにしてほとんど傷がない。そしてこの人の長い長いMCにも驚いた。しゃべることが大好き。このDVDでもテンション高く、ピアノを交え、多少スベりぎみに、興奮したように笑いながらのトーク。

メル友だというジャニス・イアンのカバー「Will You Dance」が2曲目に登場してびっくり。「英語でしゃべらナイト」で「We Are The Champions」、「赤とんぼ」イントロで「HOME」、ワシントンD.C.時代の想い出を基に作ったという新曲「サクラ色」、アンコールでのブルーハーツ　自分としてはトークはこの半分ぐらいがいいような気もするけど、このスタイルを好む人も多いだろう。いかなるアーティストにとっても武道館は特別だ。アンジェラ初の武道館ももちろんそうだ。椎名林檎のライブを観客として来て観て、2006年までに武道館に立つという目標を立て、そして実現できた。アンコール最後の1曲前の語りは感動的だった。