「オトナファミ」誌で2011年間ベストに選ばれていたこともあり、ようやく手に取った。
結論からいうと、これを作った人たちはすごい!だ。まず、主演の吉高由里子は天才だと思った。
吉高のとても個性的で狂気のようなものを感じさせる目が魅力的で強烈!某有名脚本家たちのつくるコメディー映画がまったく面白く感じない自分にとって、ここまでツボにはまる面白さをかもし出す吉高の喋り方と、動きと表情と、切迫した感じと、何もかもがコメディにぴったりハマっていると感じた。
そして、この女優にこの脚本を用意したプロデューサーと監督も天才!こんな映画、いままで日本にあったか?初めてみるタイプの映画だ。日本の映画っぽくない。スカッと爽やかバカ映画!強い印象を残した。
最初は5人の男性と関係を保つ最低最悪なキツイ性格の美人のヒロインと下品な展開に拒否感が起こり始めるのだが、それほど下品な方向へはいかない。
最初は5人の男性と関係を保つ最低最悪なキツイ性格の美人のヒロインと下品な展開に拒否感が起こり始めるのだが、それほど下品な方向へはいかない。
セリフは下品だがそういう直接的なシーンがあるわけではない。ただ、SAKEROCKのハマケン演じる男の気持ち悪さと強引さと薄っぺらさとセコさとずうずうしさがすごい。
そして終盤の吉高とハマケンのケンカがすごい。笑ってしまうほど見苦しい!素晴らしい!予想のつかない展開もすごい。とても面白かった。ただ、ハマケン以外の脇役を演じた俳優たちにそれほど見せ場がなかった。
ヒロインが怒りの表情で疾走するシーンはなぜかモーツァルトの「魔笛」の「夜の女王のアリア」。これがかかるたびに可笑しくて笑ってしまう。あぁ、そうか、これは復讐に狂う女のアリアだった。
ヒロインが怒りの表情で疾走するシーンはなぜかモーツァルトの「魔笛」の「夜の女王のアリア」。これがかかるたびに可笑しくて笑ってしまう。あぁ、そうか、これは復讐に狂う女のアリアだった。
細かい部分まで面白い。そして、ファッションにも注目。パン工場の娘役の石橋杏奈がハマケンをフるシーンでこのヒロインをすごく的確に酷評していたのに笑った。人は見ていないようでよく観察している。
この映画、もっと話題になってもよかったと思うのだが、DVDのジャケットが手に取りたいと思わせないセンスだ。映画の面白さを他人に説明するのも難しい。映画をヒットさせるのはいろいろと難しい。
この映画、もっと話題になってもよかったと思うのだが、DVDのジャケットが手に取りたいと思わせないセンスだ。映画の面白さを他人に説明するのも難しい。映画をヒットさせるのはいろいろと難しい。
吉高由里子という女優の魅力に今更ながら気がつかされた。すごい個性的な美人だと思った。CMとバラエティーでのヘンタイギリギリのフニャフニャぶりも個性的。これからもっとこの女優の作品を観ていきたい。テレビドラマもあるようなのでヒマをみてチェックしていきたい。
PS. これは昨年6月ごろ、まさみ目当てで400円で手に入れてそのままになっていた「CINEMA GIRLS No.7」
PS. これは昨年6月ごろ、まさみ目当てで400円で手に入れてそのままになっていた「CINEMA GIRLS No.7」
女優サイドから日本映画にアクセスするガイド本。
先日たまたまバラエティー番組で40前後の男の芸人たちとトークしている姿をみた。とても冷たい美しい目をしていると思った。
電話でクレーム処理のバイトをしたことがあると言っていた。天然女優としての側面が強調されているが、とても頭のよさそうな人だと思った。
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