2012年3月13日火曜日

私も自分を見失うこともありますよ。でも、自分で決めたことだから

Whatsin200507

WHAT'sIN?ワッツイン 2005年7月号に、6月22日のセカンドシングル「Tomorrow's way」リリースに先駆けた、1pにも満たないインタビュー記事があるのでこれも紹介しておきたい。これもたまたま見つけ出した。250円でゲット。まずこの曲は「HINOKIO」という映画の主題歌として書かれた曲だということをふまえておきたい。
「皆さんより先にあの映画を観せていただいたことが、まず単純にうれしかった。ホントにいいんですか、みたいな(笑)。そして、感動しました。心のすれ違いをどう乗り越えるかを、親子の絆というものを通して表現している作品だったんです。観終わって監督さんとお話したとき、〝頑張ろうねという優しい言葉と同じくらい、世の中は甘くないんだよということも伝えたい〟とおっしゃってた。その思いを曲からも皆さんに感じてもらえたらいいなと思い、初めての書き下ろしに挑戦しました」
〝♪手に入れるための痛みなら so good〟とはYUI自身の実感では?というインタビュアーの問いかけに対して
「私も自分を見失うこともありますよ。でも、自分で決めたことだから。そう思えば大丈夫です」
そして話は楽曲について
「弦のレコーディングのとき、最初はコントロール・ルームで聴いていたんですけど、どうしても生の音が聴きたくなってブースの中に入れてもらい、端っこで聴き入ってました。壮大な音が曲にあらたな命を与えてくれたと思うんで、ぜひ意識して聴いてほしいです」
そして、「Last Train」について
「作ったのはTomorrow's wayの前。自分自身がちょっと行き詰ってた時期だったので、肩の力を抜いて聴ける曲がいいなと思って作りました。疲れているときに、スーッと体を通り抜けて、あとに楽しさが残る音楽。この曲がみなさんにとってもそういうものになったらいいなと思います。最終電車という言葉には私の楽しい思い出がいっぱい詰まってるんですよ。というのも、福岡の田舎に住んでいたので、友達とライブに行ったりすると最終になっちゃうことが多かったから。帰り道、〝私もギター弾いてみようかなぁ〟なんて話したり、キラキラしてましたね(笑)。」
3曲目「feel my soul ~YUI Acoustic Version~」について
「福岡でやってたときのようなストリートの感じが出せればいいなと思って」
「今はまだ自分の場所を探してる途中です。不安な日もあれば、なぜか自信のある日もある。でも、feel my soul を書いた頃よりも、確実に何かが見えるようになってはいます。小さいときは寂しさを紛らわすためだった歌が、様々な人との出会いで少しずつ変化してきているのかもしれない。自分の中で、音楽がどんどん広がってきている気がします」
というようなコンパクトなインタビューだ。天神から新宮まで、地下鉄と西鉄を乗り継いで、最終電車に飛び乗って、キャッキャと楽しそうに友達と音楽の話をしながら帰路につく15歳ごろのYUIをイメージするのは楽しい想像だ。「Last Train」は名曲。弾き語りで聴きたいものだ。〝♪手に入れるための痛みなら so good〟への答えが前後の文脈を読んでも、唐突過ぎてよく意味がわからない。

2 件のコメント:

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    質問に対するYUIさんの答えが難しいことがたまにありますが、それがYUIさんの答えなんだろうなあ、って思うようにしてますね♪笑
    同じ作品のインタビューを同じ時期にたくさん受けるだろうし、似たような質問されたらきっと混乱するだろうなあ…(^.^)

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  2. SECRET: 0
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    あぁ、そうだねえ。YUIの答えは数歩先を行くときがあるねぇ。

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